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【社会】

報酬上乗せ基準を厳格化 看護師配置で厚労省方針

2007年10月3日 17時06分

 2008年度の診療報酬改定で厚生労働省は3日、「入院患者7人に看護師1人(7対1)」の配置を実現すれば上乗せ報酬が得られる現行基準を見直し、単に看護師数を満たすだけではなく、手厚い看護が必要な急性期の入院患者が多い病院などに限って上乗せを受けられるよう厳格化する方針を、中央社会保険医療協議会(中医協)に示した。

 「7対1」の配置基準は急性期医療強化を狙い、06年度の診療報酬改定で従来の「10対1」「13対1」「15対1」に追加して新設。だが都市部の大病院による看護師抱え込みや、基準クリアのために受け入れ患者を制限するなどの弊害が指摘されていた。中医協は今年1月、見直しを求める異例の建議書を出しており、これを受け厚労省が方針転換した形だ。

(共同)
 

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