 |
業務開始から1年を迎え、広報用のパンフレットを市民に手渡す法テラス滋賀の肱岡勇夫所長(草津市・JR草津駅前) |
トラブル解決に役立つ相談窓口の紹介など、法的サービスを提供する「日本司法支援センター滋賀地方事務所」(法テラス滋賀)が2日、業務開始から1年を迎えた。年間の情報提供は約1370件で当初の予想を下回った。同日、職員らが街頭でパンフレットを配り、利用を呼びかけた。
大津市浜大津1丁目の法テラス滋賀での情報提供業務は、多重債務など金銭トラブルの456件をはじめ、離婚が207件、不動産関係が99件と続いた。1日平均は6件で、予想した10件には届かなかった。
経済的に困っている人に裁判費用の立て替えなどをする民事法律扶助業務は1090件で、法テラス滋賀以前に担当していた「法律扶助協会滋賀県支部」の年間660件から65%増えた。
また、事務所の常勤弁護士は、9月に森口幸弘弁護士(42)が登録し、2人体制に充実させた。
2日朝には、職員らが草津市のJR草津駅前で、パンフレット約250部を通行者らに手渡し、PRした。肱岡勇夫所長(59)は「地域に密着したサービスを心がけ、市民の間に浸透させていきたい」と話している。
問い合わせは法テラス滋賀TEL050(3383)5454。
|