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社会保険事務所の元係長に逮捕状 年金着服容疑で全国初

2007年10月03日14時15分

 社会保険庁などの職員による年金保険料などの横領が相次いでいる問題で、福岡県警小倉南署は3日、小倉南社会保険事務所の元係長・北川勝久容疑者について、国民年金保険の加入者が納めた保険料約100万円を着服した疑いが強まったとして、業務上横領の疑いで逮捕状をとり、全国に指名手配した。一連の年金横領問題で、逮捕状が取られたのは全国で初めてとみられる。

 調べでは、元係長は、同事務所に勤務していた06年2〜5月、複数の加入者から年金計100万円を横領した疑い。元係長はすでに退職している。

 社会保険庁は一連の問題を受けて調査に乗り出した結果、9月21日の段階で90市区町村で101件、総額2億4383万円の横領が判明。全国の警察本部などに告発や情報提供を行っていた。元係長については、社保庁から福岡県警に告発があったという。

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