高橋はるみ知事の諮問機関「道州制特区提案検討委員会」(会長・井上久志北海道大教授)は2日、前回会合でまとめた(1)水(2)食(3)医療--の3分野で国へ権限移譲を求める緊急提案に「札幌医科大の定員決定権の移譲」を加えた最終案を決めた。3日午後、高橋知事に答申する。道州制特区推進法に基づき、道は年内に第1次として国へ提案する予定。
地方の医師不足対策の一環として提案を追加した。札医大の定員変更は文部科学省に届け出て協議し、事実上の認可を得ることが必要。道内の実態に即した医師数調整が可能となるよう届け出先を道に移すよう求める。【真野森作】
毎日新聞 2007年10月3日