8月の国内メーカー輸出実績、三菱が10カ月連続増加

▲三菱は北米向けが減少したものの、アジア向けと欧州向けが大幅に増加し、全体では前年同月を60%以上も上回った。

▲マツダはアクセラや欧州向け新型デミオなどの増加により前年同月比プラスとなった。とくに欧州向けが好調だ。

▲スバルは世界各国での新型インプレッサの導入にともない、3カ月連続でプラスを記録。同時に8月として過去最高となった。

▲スズキは北米向けエスクード(グランド・ビターラ)やSX4などが減少し、若干だが前年同月実績を下回った。
 国内メーカー各社の8月の輸出台数は、スズキとダイハツを除く6社が前年同月実績を上回った。

 三菱は北米向けが大幅減となったものの、アジア向けと欧州向けが前年同月を大きく上回り、全体では10カ月連続のプラスとなった。ホンダは全地域向けが増加し、2カ月連続で前年同月を上回っている。

 マツダは世界中で好調なアクセラや欧州向け新型デミオ(マツダ2)などの増加により、前年同月比プラスとなった。スバルは世界各国で導入が始まった新型インプレッサの増加により3カ月連続で前年同月を上回るとともに、8月として過去最高を記録している。

 トヨタは欧州向け、アジア向け、オセアニア向けが増加。2カ月ぶりにプラスに転じた。日産は欧州向けが減少したものの、北米向けが大幅増となり、全体では若干の増加となっている。

 一方、スズキは北米向けエスクード(グランド・ビターラ)やSX4などの減少により前年を下回った。ダイハツは現地生産化を進めているアジア向けが減少したことなどにより3カ月ぶりにマイナスとなっている。

 この結果、全社合計の輸出台数は47万8681台となり、前年同月を11.8%、5万0495台上回った。

■2007年8月の国内メーカー輸出実績
※合計輸出台数の前年同月比順
メーカー台 数前年同月比
三菱4万6590台+63.9%
ホンダ6万2740台+44.4%
マツダ6万1790台+20.9%
スバル2万4136台+7.0%
トヨタ19万7489台+1.3%
日産4万6344台+1.2%
スズキ2万9243台−0.9%
ダイハツ1万0349台−16.7%
合計47万8681台+11.8%


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