 |
2007年10月2日(火) 19:10 |
|
 |
超大型クレーンのアーム折れ5人けが
2日昼前、高松市のクレーン製造工場で超大型クレーン車のアームの部分が折れて敷地内の事務所ビルを直撃し5人がけがをしました。鋼鉄製のクレーンが何故突然折れたのか現在原因を調査中です。
クレーンが折れたのは、高松市新田町のクレーン製造販売メーカー「タダノ」本社内の製品試験場です。 2日午前11時過ぎ、最大吊り上げ重量360トンと超大型クレーン車の試作機の過重テストを行っていたところ、突然全長117mのクレーンが3ヵ所で折れ隣接する事務所ビルを直撃しました。 クレーンの先端部が直撃した事務所ビル3階では事故当時49人が勤務中でこのうち4人がすり傷を負ったりほこりを吸ったりするなどのけが、また作業員1人も軽いけがをしましたが幸い大事には至りませんでした。 タダノによりますとこの超大型クレーンの試作車は最長の117mまでクレーンを伸ばした時、最大で重さ10トン近くまで持ち上げられるよう設計されていますが、事故当時6.5トンの鉄製のおもりを数cm持ち上げた途端に鋼鉄製のクレーンが突如3ヵ所にわたって折れたということです。 タダノでは今回の事故は全く予測がつかなかったということで、事故の原因究明を急ぐとともに倒れた際の十分な敷地確保など今後再発防止に努めたいとしています。
|
|