以前、この記事の問題点について指摘したところ、少なからぬ反響をいただきました。
新しい証拠を提示します。
大阪地裁で続いている「集団自決訴訟」について、被告側(岩波書店、大江健三郎氏)にとって不利なことを言っている元琉球政府職員について、経歴詐称だと主張し、証言も信用できないとする沖縄タイムスの記事です。
年号がいっぱい出てくるので、わかりにくいですが、
ポイントはこの元職員の照屋さんが、琉球政府援護課職員として、、「昭和20年代後半に渡嘉敷島で聞き取り調査をした際、援護法を適用するために、軍命で集団自決したことにした」と、告白していることです。
これに対して被告側は、照屋さんは、
1955年(昭和30年)12月、中部社会事務所に社会主事として採用。
1956年(昭和31年)10月、南部社会事務所
1958年(昭和33年)2月、社会福祉課
1958年(昭和33年)10月、社会局援護課
との経歴を示し、
昭和20年代後半には援護課職員ではなく、聞き取り調査をする立場には無いと主張しました。
拡大するとこうなります。
この記事だけ見ると
「なんだ、このじいさんウソつきだったんかよ~」
と思える巧妙な構成になっていますが、
まず、援護課採用時期については、すでに反証を提示しました。
再掲します。
ご覧の通り、照屋さんが援護課に入ったのは、被告の主張する1958年ではなく、1954年(昭和29年)であることがはっきりしています。
照屋さんは昭和20年代後半に渡嘉敷島で調査をしたことに矛盾はありません。
これで十分かと思ったのですが、
ダメ押しで、もうひとつ証拠を提示します。
被告側によると、照屋さんは1958年に援護課に入ったと主張していますが、なんと1956年にとっくに離れています。
被告が主張する照屋さんの「経歴」とはいったい何なのでしょうか?
もはやボロボロではありませんか。
たまたま本人が約50年も前の辞令を保存していたので、潔白を証明できたのですが、
これがなければ照屋さんは「沖縄戦を冒涜するウソツキ男」として糾弾されたことは間違いありません。
おそろしいことです。
改めて、被告側が主張する「経歴」について、説明を求めます。
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/trackback/201600
2007/06/21 10:56
小山さん
沖縄タイムスの記事もさることながら、被告側である、岩波書店、大江健三郎さんの主張は完全に間違っていますね。
これに被告側はどのように反論するのでしょうか。
勿論、照屋さんは、裁判でこの証拠を提出するでしょうが、被告の「照屋さんの経歴捏造」は悪質ですね。
引き続き、今後の経過の情報を期待しています。
2007/06/21 23:28
こんにちは。
被告側こそウソにウソを重ねるウソつき男(女も?)たちだったわけですね。早いところ謝ってしまえば良かったのに・・・。
>「照屋さんは存在しない」という主張になるかもしれません。
そこまでウソを突き通したら、ある種お見事ですね。
2007/06/22 08:24
「命令」の定義だけを争えば、どうなるかわからない裁判でしょうから、わざわざこのような主張をしてきたことが正直なところ理解できません。それだけ照屋証言が衝撃だったということでしょうね。
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