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FeliCaクレジット3方式を導入:
サークルKサンクス、FeliCa決済4方式を全店舗導入へ
電子マネー「Edy」を全店で導入しているサークルKとサンクスで、FeliCaクレジット「QUICPay」「VisaTouch(スマートプラス)」「iD」も利用できるようになる。まずは10月3日から、全国36店舗でQUICPayとVisaTouchの運用がスタートする。
[Business Media 誠]
サークルKサンクスは10月2日、FeliCaクレジット決済の「QUICPay」「Visa Touch(スマートプラス」を10月3日から全国36店舗で導入すると発表した。2008年1月には、サークルKおよびサンクスの全店舗(8月末で6243店)で導入する予定。
サークルKサンクスでは、すでに全店舗でFeliCa電子マネー「Edy」を導入しており、年間4400万件の利用がある(2006年度)。このほか2008年春には、NTTドコモや三井住友カードなどが展開する「iD」を導入する予定になっている。2008年1月にはFeliCa決済3方式、春には4方式が利用できることになる。
おサイフケータイを想定して、サーチ機能付き共用端末を導入
Edy、QUICPay、VisaTouch(スマートプラス)、iDはいずれも非接触ICFeliCaを利用した決済方式だ。単機能のFeliCaカードであれば問題ないが、おサイフケータイの場合は1つの携帯で複数のFeliCa決済を利用できることもある。
そこでサークルKサンクスでは、おサイフケータイに何の決済方式がインストールされているかをサーチする機能が付いた共用端末(NEC製)を採用する。おサイフケータイをレジの共用端末に載せると、利用できる決済方式がタッチパネルに表示されてユーザーが選べる。先にユーザーが決済方式を口頭で伝えて、その方式で決済することも可能だ。使い勝手としては、すでにローソンで導入されているものに近い。
サークルKサンクスでは、Edyと連携した会員サービス「KARUWAZA CLUB」を提供しており(8月21日の記事参照)、現在発行枚数は88万枚、会員数は26万人となっている。「お客様の利便性を考え、多様な方式で決済できた方がよいと判断して、(複数方式の)導入を決定した。KARUWAZA CLUBはこれまで通りEdyベースで、そこの変更はない」(サークルKサンクス広報部)
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