VMware+CentOS5にXen+CentOS5を構築(1)で準備が整ったら、
Xenの仮想端末の作成とCentOS5のインストールをします。
〜仮想端末の作成〜
CentOS5では「仮想マシンマネージャ」というものがあり、これを使うことで
簡単に仮想端末が作成できます。
アプリケーション→システムツール→Virtual Machine Managerを立ち上げます。
ローカル Xen ホストを選択し、接続。
ファイル→新規のマシン
システム名を入力します。お好きな名前をどうぞ。
準仮想化を選択し、進む。
メディアのURLにhttp://localhost/isoと入力し、進む。
ストレージの領域を割り当てでは、シンプルファイルを選択。
ファイルの場所では、ここで指定した場所に仮想端末のファイルが作成されます。
ファイルサイズはお好みで。
メモリの割り当ては、大きすぎるとエラーがでてうまく行かなかったので、
ちょと少なめに割り当てます。
インストールの準備完了でOKを押すと、仮想端末のファイルが作成されて、
仮想端末が立ち上がります。ちょいと時間がかかります。
■追記■
コマンドからでも作成できます。こっちのほうが楽かも?
virt-install \
-n vm_CentOs \
-r 256 \
-f /xen/vm_CentOS \
-s 10 \
-l http://localhost/iso
-n:ゲストOS名
-r:割り当てるメモリの容量
-f:仮想ファイルの保存場所
-s:仮想ファイルの容量(GB)
-l:インストールソースのURL
CUIのみでやる場合は以下のオプションも追加
--nographics \
〜CentOS5のインストール〜
インストールはcuiモードで立ち上がります。
1、Japaneseを選択し、OK。
2、jp106を選択し、OK。
3、Enable IPv4 supportはDHCPかManual configurationを選択。
Enable IPv6はチェックを外します。
4、固定IPを選択した場合は、IPの設定を行います。
5、インストールメディアがないと表示されます。OKをクリック。
6、WEB site nameにVMware上で動いているCentOSのIPアドレスを
入力します。DHCPの方は下記コマンドで確認できます。
#ifconfig eth0
CentOS directoryは、CDドライブのマウントポイントを入力します。
7、メディアが見つかるとインストーラが立ち上がります。
8、パーティションを削除するけどいい?と聞いてきます。YESで。
*仮想HDDの仮想HDD(ややこしい!)のパーティションが消えるだけなので
ご安心を。
9、その後はOK、YESを押していけば進めると思います。
〜インストール後〜
インストールが完了すると、リブートします。
すると仮想端末のwindowが閉じてしまい、仮想マシンマネージャの
一覧からも消えてしまいます。
仮想端末の起動はコマンドで行います。
# xm create -c 仮想端末名
すると仮想マシンマネージャの一覧に表示されます。
cuiで立ち上がった場合は
#startx
でguiが立ち上がります。
これでXenにCentOSの構築が完了しました。
チャレンジャーな人は仮想化に仮想化、仮想化、仮想化、、(略)してみてください、hehe:)
オツカレサマデシタ