HA0007 ◆無銘の名作椅子シリーズ(306) フランス1930年代 プチポワンアームチェア


※こちらの商品はご売約となりました。在庫は下記の商品(B)になります。

【アウトライン】
20世紀前半、1930年代に製作されたフランスの伝統家具、ロココ風の猫脚サロンチェアです。

商品名に名づけられた“プチポワン”とは、
あのオーストリア・ハプスブルク家唯一の女性君主“マリア・テレジア”の好んだ、伝統工芸の刺繍で、
その細やかなステッチで表現される図柄の美しさは「織物の宝石」とも呼ばれています。

このアームチェアに使われている張り地はざっくりと編みこまれたタペストリーで、実際には“プチポワン”ではありませんが、
“プチポワン”をイメージするようなかわいらしいステッチで、つい“プチポワンアームチェア”と名づけてしまいました・・。

白地にブラウン、イエローとピンクのバラ柄、そしてナチュラル仕上げされたフレームとの相性もばっちりで
ヨーロッパの伝統的な宮廷デザインとなっています。

さすが、おフランス、ため息モノです・・。


サイズは幅640mm×奥行600mm×高さ910mm×座面高460mm、
座面奥行490mm×座枠高400mm(肘掛まで630mm)です。


※右下のお写真の右のチェアが商品(B)になります。

【コンディション】
コンディションはアンティークとして、ほぼパーフェクトです。

オリジナルのコンディションでもエクセレントといえる状態でしたが、
さらに当店にて充分なチェックを施しておりますので、
実用家具としても安心してご利用いただけます。

素材は当時の最高級材、軽く硬いソリッド・ウォルナットです。

木肌は素晴らしい艶で覆われていて、
いかに大切に扱われていたものか、容易にうかがわれます。

木目、色味から見ても、美しい厳選された良質なマテリアルが使われているようです。

接合部につきましても、
ガタツキなどの不具合は全くありません。

70年以上は経過しているアンティークチェアですが、
その美しさはこれからも永遠では・・とさえ思ってしまいます。

ぜひその「美」をエキストラフォトでご堪能ください。

尚、座面はほとんど使用感のない、きれいな状態で、
お張替の必要は全くありません。

全体的にみても近年レストアされたのでは、と推測しております。

総じて状態も良く、充分お奨めに値するコンディションです。

【インプレッション】
“ロココ”とはフランス・後期バロック様式に続いておこった様式で、
ヴェルサイユ宮殿の庭園に造られた貝殻や石などで装飾した人口の山を
“ロカイユ”と呼んだことから始まったそうです。

猫脚を使った華やかな曲線が特徴の様式でした。

ロココはまた、建築様式に先行し、インテリア発のデザイン様式としても知られていて、
宮廷やサロンで婦人を中心に愛用された、華やかなデザインスタイルだったそうです。

この優雅な曲線・・それは宮廷文化全盛期の「誇り」を今に伝えているのですね・・。

コンディションも良く、質、デザインともに最高級のアンティークと評価しております。

フランス家具を代表する生粋の名作椅子です!
ぜひ次代へと引き継いでいってください。

骨董ファンの方、椅子マニアの方、猫脚ファンの方、
ぜひご検討を!









































↑左が上記掲載の椅子、右の椅子が下記お写真の椅子(商品B)です。








↑コンディションは2脚ほぼ同等です。

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