日立プラントテクノロジーは水処理プラントや火力発電所向け大型ポンプとポンプ部品加工を行う新工場を、中国に建設する。08年度内にも着工する。投資総額は30億円規模になると見られる。中国市場のポンプ需要拡大に対応し現地向けを増産すると同時に、中国で調達する鋳物の加工や構造物部品の製缶(溶接)の拠点と位置づけ、国内主力生産拠点である土浦工場(茨城県土浦市)に供給する。
新工場は、06年2月に現地に設立した大型ポンプの製造販売合弁会社「日立ポンプ製造無錫」(江蘇省無錫新区)の敷地内に建設する。日立プラントは新工場建設により、現地でのポンプ生産を売り上げベースで07年度計画比2倍の40億円以上に増やす方針。
新工場は鋳物の素材仕入れから機械加工までを一貫して行う機能を持たせ、「品質を確認した鋳物部品を土浦工場に供給する」(住川雅晴日立プラントテクノロジー社長)。
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