宮崎県とJA宮崎経済連は、東国原英夫知事が県産品をPRするテレビCMを製作した。CMは今月7日から12月末まで毎週日曜日の夕方、TBS系列「報道特集」の合間に流れる。今年1月の知事就任後、全国的人気となったマンゴーや地鶏に続き、ピーマンやキュウリなど野菜王国・宮崎を売り出す。
CMは30秒間。栽培中のピーマンに知事が「頑張れ」と呼び掛けたり、スナック菓子を食べる子供にキュウリをかじりながら「やっぱ、こっちやろう」と宮崎弁で話しかけるなどの内容。県が7月にコンペを実施し、大手広告会社に製作を依頼していた。
宮崎県はピーマンもキュウリも生産量は全国2位(05年)。「地味な野菜なので宣伝が難しい」(県農政企画課)と見られていたが、PR役に東国原知事が乗り出した。CMの製作費と放映料で計2400万円。知事はノーギャラで出演したという。
毎日新聞 2007年10月1日 20時12分 (最終更新時間 10月1日 20時35分)