かぐや、2度目の軌道調整 月めざし、地球に別れ2007年09月30日00時20分 月探査機「かぐや」は29日、地球の周回軌道から離れて月の周回軌道へ向かうため、2度目の軌道調整をした。宇宙航空研究開発機構によると、同日昼に地球から約8500キロまで接近。計画通りエンジンを噴かして軌道を変え、順調に月をめざしているという。10月4日に月の周回軌道に入る見込みだ。 かぐやは、14日に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられた後、約2週間かけて超長円の地球周回軌道を2周した。 地球から月までの距離は約38万キロで、直接目指せば数日で到達できるが、今回は約1年間の観測に不可欠な太陽電池パネルやアンテナの準備などに十分な余裕を持たせるため、あえて回り道したという。 月に近づくと、最初は月からの距離が約100〜1万3000キロの長円軌道に入る。この「難関」をくぐり抜けると、月との距離を少しずつ詰めながら2基の子衛星を分離。高度100キロを回る円軌道に乗れば、12月中旬から観測を始める予定だ。 PR情報この記事の関連情報サイエンス
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