現在位置:asahi.com>ニュース特集>宇宙探査> 記事

「上弦の地球」鮮やか 月探査機「かぐや」が撮影

2007年10月01日23時55分

 宇宙航空研究開発機構とNHKは1日、地球を離れ、月に向かって飛行中の月探査機「かぐや」が撮影したハイビジョンカメラによる地球の画像を公開した。

写真

「かぐや」からハイビジョンカメラで撮影された地球。右下に南米大陸の西海岸が見える=宇宙機構・NHK提供

 画像は9月29日午後9時46分(日本時間)、地球から約11万キロ離れた、地球と月の距離(約38万キロ)の3分の1の地点で撮影された。地球の昼間で太陽の光があたっている南北アメリカや太平洋が写っている。

 ハイビジョンによる地球の撮影はスペースシャトルや国際宇宙ステーションから高度約340キロで実施されたことがあるが、約11万キロという距離では初めて。撮影データは宇宙機構の臼田宇宙空間観測所(長野県)で受信され、NHKがデータ処理した。

 かぐやは4日ごろ月の周回軌道に入る見込み。月の地平線から地球が昇る「地球の出」の撮影も予定されている。

この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する

PR情報

このページのトップに戻る