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2006/01/31(火) |
広がる「学校給食リサイクル」 環境教育の好モデル 札幌市教委、実践校拡大 新年度には作物栽培 |
◆分別して加工 札幌市教委は、一九九七年度から学校給食の調理くずや残飯などの生ごみの分別収集と堆肥・飼料化に取り組み始めた。実践校は徐々に増え、現在は、全三百十五小中学校のうち、14%に当たる四十三校が取り組んでいる。 昨秋から給食生ごみのリサイクルを行っている北区の新琴似南小(庄野一雄校長、三百八十一人)は全校挙げて省エネルギーにも取り組んでいる。二○○四年度から財団法人省エネルギーセンターから環境教育モデル校の指定を受け、児童や教職員が校内での節水や節電を徹底している。 給食生ごみの分別収集は調理員が行っており、生ごみと紙類・ビニール類を分け、生ごみは塵芥(じんかい)庫に半日間、保管し、翌日に業者が回収、札幌近郊のリサイクル施設で飼料や肥料に加工されている。細田孝幸教頭は「五、六年生は家庭科でごみを出さない料理づくりにも取り組むなど、児童の意識は高い。有限な資源は長く使うという時代。その流れを読み取ることが学校にも求められている」と強調する。 ◆独自の試みも 一方、市教委の取り組みとは別に、独自でリサイクルを行っている小学校もある。手稲区の手稲山口小(秋山允彦校長、四百四人)は二○○○年度から、五年生を中心に総合学習の時間で、学校給食と家庭ごみのリサイクルを行ってきた。 当初は児童が家庭の生ごみを学校に持ち寄り、細菌、米ぬか、土を混ぜて、校内の畑に埋め、畑の土にリサイクルしていた。○四年度は、素材を家庭ごみから学校給食に代え、同様のリサイクルを行った。生ごみは二週間ほどで土となり、ジャガイモ、ニンジンなどを栽培。児童は保護者らとともに、収穫した野菜を料理、試食している。 この取り組みの中心を担った永田毅雄教諭と吉田敏子教諭は「子どもたちは土に触れると生き生きとしている。生ごみが土に変わることに子どもだけでなく、私たちも感動した」と話す。 市教委は新年度、給食リサイクル校を現在の四十三校から二十−三十校増やす方針。さらに、この中から二−三小学校を選び、生ごみから作った堆肥を地元農家に提供し、栽培してもらった野菜や穀物を給食に使う。 環境教育と食育の推進を狙う市教委は「物を大切にする意識を子どもだけでなく、家庭や地域に広げたい」とし、四−五年後には全校で実践したい考えだ。 |
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