2007年10月1日 15時57分更新
医師不足を理由にことし1月から救急車の受け入れを中止していた五所川原市の公立金木病院は、新たに常勤の医師を確保できたことから、1日から9か月ぶりに救急車の受け入れを再開します。
津軽半島北部の4万人の救急医療を担ってきた五所川原市の金木病院は、常勤の医師が大学に引き上げたり開業医になったりして4人にまで減り、24時間体制の救急病院の役割を果たせないとして、ことし1月から救急車の受け入れを中止していました。
金木病院は、その後、内科を中心に常勤の医師が8人確保できたことから、1日、午前8時半から救急車の受け入れを再開することになりました。
しかし、慢性的な医師不足の状況は変わっておらず、いかに医師の体制を保ち救急車の受け入れを継続していくかが課題となっています。
このため救急体制の維持を求める活動を続けてきた地元の住民グループは、住民に対し、「救急車の適正な利用」を訴えるチラシを1万2千枚作成し2日から配布することにしています。