秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた畠山鈴香被告(34)の第3回公判が1日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれた。畠山被告が勤務していたパチンコ店で同僚だった男性が証人として出廷し、同被告が長女彩香ちゃん=当時(9つ)=を邪魔にしていたなどと2人の関係を証言した。
男性は、彩香ちゃん殺害事件当時、畠山被告と交際していた。男性は検察側の質問に対し、同被告が「彩香がいなければ就職しやすい。養子に出して県外で働きたい」と何度も話したり、「彩香を無理して引き取らなければよかった」とこぼしていたことなど、同被告が彩香ちゃんを「邪魔にする言動」をしていたと語った。
その一方、彩香ちゃんを連れて男性と外出する時はきれいな格好をさせ手をつなぐなどしていたといい、「(畠山被告は)外面が良かった」とも話した。
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