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2007年10月1日(月) 朝刊 24面
全国紙、トップ報道/県民大会 1面・特集で
 【東京】全国紙各紙と有力ブロック紙は九月三十日付朝刊で、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の模様や同検定のこれまでの経緯などを一斉に報じた。

 朝日新聞は一面トップで扱い、第二社会面で高校生代表がメッセージを読み上げた様子を紹介。二面(総合面)の特集記事では同検定のこれまでの経緯や記述訂正を求める執筆者らの動向などをまとめ、社説で「検定意見の撤回を急げ」と提言した。

 毎日新聞も空撮した会場の写真付きで一面準トップ級で扱い、社会面では高校生代表を紹介。日本経済新聞は社会面で写真付きの五段記事で報道した。

 東京新聞も写真付きで一面トップの扱い、社会面、第二社会面見開きで現場の様子や文部科学省の対応などを紹介。特集ページでは見開きで、当日大勢が参加した高校生ら「沖縄の子どもたち」の視点に立った記事も掲載した。

 読売新聞は、第二社会面で写真付きの五段記事で報じた。

 一方、産経新聞は第二社会面で写真無しの二段記事にとどめ、控えめに報じた。

 APやAFP、ロイターなど海外通信社も県民大会の記事を配信し、台湾、米国やイギリス、トルコ、ロシアなどの新聞で掲載された。

慰安婦問題 共に考えて
早稲田大 洪さん 場で協力呼び掛け

 沖縄戦中の朝鮮人軍夫や「従軍慰安婦」調査をしている早稲田大学大学院の洪〓伸(ホン・ユンシン)さん(29)が県内で従軍慰安婦の調査を続けている。「集団自決(強制集団死)」問題も、「従軍慰安婦」同様に教科書から削除されることに危機感を募らせ、九月二十九日の県民大会にも参加した。

 「『従軍慰安婦』が削除された苦しみを沖縄の人に『集団自決』問題同様に考えてほしい」と、会場で慰安婦にされた女性たちのために宮古島に碑を建てるチラシを五百部配った。来年八月の完成を目指し寄付を募っている。

 今年五月、宮古島市で自宅を慰安所にされたという戦争体験者らの話のほか、慰安所や元慰安婦についての聞き取りを行った。証言集を年内にまとめる予定だ。

 慰安婦にされた韓国人女性も、高齢化のため年々亡くなっている現状に、「沖縄戦体験者も同じ状況。悲惨な過去を繰り返さないために韓国、沖縄の戦争体験者の思いをつづりたい」と語った。

 調査は九日まで。賛同金は一口二千円。宮古島慰霊碑建立委員会、郵便振替口座00150―9―540937。

県民大会の様子 東京で伝えたい
牛島中将の孫・貞満さん

 本土で報道されない沖縄戦の実相を伝えようと、小学校の教諭をしている牛島貞満さん(53)=東京都=が九月二十九日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に参加し、ビデオカメラで大会の様子を撮影した。「沖縄戦に目を向けてほしい」と東京に戻り、集会などで大会の様子を伝えるつもりだ。

 牛島さんは、沖縄戦で日本軍の総指揮を執った牛島満中将の孫。五年前から「牛島満と沖縄戦」をテーマに、小学校高学年を対象に平和授業を続けている。

 文科省が「集団自決(強制集団死)」の日本軍の強制を削除したことについて「軍隊は住民に捕虜になるなと徹底しており、日本軍がいた場所で『集団自決』は起きている。軍の強制・誘導があったのは当然だ」と強調した。

※(注=〓はへんが「王」でつくりが「允」)

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