賃金天引き訴訟 争う姿勢
グッドウィルは、ことし4月まで、派遣労働者の賃金から保険料などの名目で1回の勤務につき200円を天引きしていたことが明らかになり、過去2年分に限って返す方針を示しています。これに対し、グッドウィルの派遣労働者で作る組合は、同意なしに賃金を徴収されたうえ、会社の収益になっている疑いがあるとして、天引きが始まった12年前までさかのぼって返すよう求めています。東京地方裁判所で1日から始まった裁判で、グッドウィルは、天引きを認めたうえで違法性はなかったとする答弁書を提出し、争う構えを見せました。これに対し、労働者の代表が法廷で意見を述べ「保険料と言いながらけがをしたときに保険金は出ず、天引きをやめてほしいと言っても拒否され、強制的に徴収され続けた。1回200円といっても1か月にすると5000円で、わたしにとっては5日分の大事な食費だ」と訴えました。グッドウィルの派遣労働者たちは、今後、さらに多くの原告を募って東京で裁判を起こすことにしています。 |
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