相模原市は来年4月から、小児医療費のうち通院費を小学3年生まで無料化する。加山俊夫市長が28日の記者会見で明らかにした。
現行では、小学校未就学の幼児まで市費で助成していて、対象を拡大する。0歳児は所得制限なしだが、1歳児から小学3年生までは児童手当特例給付の限度額(所得532万円)と同じ所得制限がある。
市地域医療課によると、来年4月から新たに無料になる1〜3年の児童数は約1万4000人。0歳以上の全対象者は計5万2000人。助成費は今年度の13億5000万円から2億3000万円増える見込み。入院医療費は既に中学3年まで無料。県内の各市では鎌倉市が小学3年生までの医療費を助成している。
加山市長は4月の市長選で、少子化対策の拡充と格差是正を公約に掲げて初当選した。【高橋和夫】
9月29日朝刊
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