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NTTデータ、中国・重慶への海外委託を強化

 NTTデータは中国・重慶へのオフショア(海外委託)を強化する。12月に子会社が持つ重慶市内の開発拠点を郊外の西永マイクロエレクトロニクス産業パークに移転。09年度までに開発要員を20人から100人に増員し、発注額を5億円(06年度は5000万円)に引き上げる。沿岸部に比べ低コストで人材確保ができるため、内陸部におけるグループ全体の開発基地に格上げし、グループ全体のオフショア発注額を09年度までに100億円にする目標の達成に弾みをつける。
 NTTデータは重慶市政府から同産業パークへの移転を打診されており、このほど重慶市情報産業局と同パークの運営企業、地元システム構築企業と移転に関する覚書に調印した。
 これに伴い、子会社のNTTデータウェーブ(東京都渋谷区、大野亮三社長)が開発拠点に270万元(約4140万円)を出資。資本金を300万元(約4600万円)に増資するとともに、名称を「重慶オーロラPFS」から「重慶NTTデータウェーブソフトウェア開発」に変更した。移転により拠点の面積は約1300平方メートルに拡大する。
 重慶オーロラPFSは、NTTデータウェーブが06年10月にオーロラシステム設計事務所(現NTTデータオーロラ)を買収したことによりNTTデータグループ入り。従来はNTTデータウェーブとNTTデータオーロラ(東京都文京区)のオフショア開発を担当していた。
 今後は北京、上海、大連、無錫、天津に次ぐNTTデータグループの中国国内6都市、7拠点目のオフショア開発基地に位置づけ、NTTデータ本体や他のグループ企業からのオフショア受注を目指す。
(更新日 2007年10月 1日)

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