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知ってます? 意外に多い“謎の欠番”ホーム (2/2ページ)
このニュースのトピックス:ネット社会
JR上野駅の18番線も、その一つだ。平成9年の長野新幹線の開業に伴い、信越本線の特急列車「あさま」「白山」などが運転を取りやめたため、廃止された。
貨物列車用などとして線路は存在するがホームがなく、線路の番号に合わせるために欠番とするケース(JR名古屋駅9番線など)もある。
東京駅では、東海道新幹線乗り入れで12〜13番線が22〜23番線と変更され、そのまま欠番だ。
ホームの番号について、川島さんは「JR熊本駅には0A、0Bという乗り場があったり、1号線と呼んだりする駅もあったりする。駅のホームの話だけで、1冊の本が書けちゃいますよ」と笑う。
日頃使っている駅のホームに欠番があったら、「なぜ?」と調べてみるのもおもしろい。
ホームの欠番をなぜ解消しないのか。川島さんに聞くと、答えは「それは、金がかかるから」。
皆川駅長に確認すると、ホームの番号を変更することで、インターネット情報や各電車内での放送などあらゆる所で変更する必要があり、莫大(ばくだい)な費用がかかるという。
JR関係者は「立川駅の1番線ホームが廃止された当時は、莫大な赤字を抱えていた国鉄だった。『青梅線の乗り場は2番線と定着しているのなら、このままでいいじゃないか』と、変更を拒んだという話もあったらしい」と打ち明ける。
立川駅は、1番線ホームの復活に踏み切った。皆川駅長は「乗降客からの要望が多かった。それに、10月5日にはエキュート立川も一部開業し、新たに西改札や南改札を設置します。立川駅の新たな一歩としたい」と強調する。
“新生立川駅”は30日、発車する。