新聞3社共同でネット発信へ
関係者によりますと、「読売」「朝日」「日経」の全国紙3社は、ネット上でニュースサイトを運営する新しい組織を設立し、来年1月をめどに3社の記事の掲載を始めます。掲載するのは、政治や経済など通常の記事のほか、社説や世論調査なども含まれ、同じテーマでも、3社それぞれの主張や立場の違いを利用者が比較できるようにするとしています。3社はすでに、それぞれネット上で記事を配信していますが、利用者の多くはヤフーやグーグルといった窓口サイトを通じて記事を読んでいるのが現状です。このため、3社はそれぞれの記事を新たなニュースサイトに持ち寄ることで情報量を増やし、利用者の増加を図りたい考えです。ネットでの情報発信をめぐっては、「産経新聞」も「マイクロソフト」と提携し、紙面に先駆けて記事をネット上で配信する試みを10月1日からスタートすることになっており、新聞の販売の面でしれつな競争を続ける3社が手を結ぶ今回の異例の提携は、今後のメディア各社のネット戦略にも一石を投じることになりそうです。 |
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