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2007年09月30日

戊辰戦争乗り越え交流を 下関市長、会津でマラソン

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マラソンを前に握手する福島県会津若松市の菅家一郎市長(左)と山口県下関市の江島潔市長=30日午前、福島県会津若松市

 戊辰戦争で戦った長州藩(山口県)への“わだかまり”が今も残るとされる会津藩の城下町、福島県会津若松市で30日、マラソン大会が行われ、山口県下関市の江島潔市長(50)が参加、両市の交流促進を訴えた。

 江島市長はこの日、菅家一郎会津若松市長(52)と握手した後、午前9時に市内の競技場をスタート。これまでも数々のマラソン大会に出場経験があるという江島市長は10キロのコースを約1時間で完走した。「沿道の声援に励まされた。下関にも是非来てほしい」と呼び掛けた。

 会津若松市と、山口県萩市や下関市などの間では近年、市民有志による交流が増えつつある。しかし会津若松市民の中には「仲直りと思われては困る」と過去へのわだかまりも残っているという。両市などは今後、戊辰戦争をめぐる意見交換などを通じ交流を深めていきたい考えだ。



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