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HCG032

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【東京】
日程:2006.3.25〜4.2
場所:本多劇場

【神戸】
日程:2006.4.8〜4.9
場所:新神戸オリエンタル劇場
価格:1200円(税込み)
サイズ:A4 36ページ
  【数量】
時は江戸時代、寂しい女達の寝所に忍び込み愛を提供する裏稼業があった。
あくまで本番は御法度がその掟だが、様々な道具を使う愛撫の限りに女達はメロメロ。
江戸の男達は自分の妻や恋人が彼らに寝取られぬよう戦々恐々の日々であった。
中でも評判になっているのは、股間につけた天狗の面を巧みに操る「天狗面(テングメン)」。
女を昇天させるそのテクニックはまるで本番の悦びを味わうようだと大評判で、覆面で隠した素顔もあいまってそのミステリアスなムードが人気を呼んでいた。
そんな天狗面を執拗に追いかけるのは、男気の厚い岡っ引きの猿蔵。
だが、猿蔵は天狗面を捕らえるなりいきなり土下座した。
「俺の女房を抱いてくれ!」猿蔵には結婚したばかりの妻がいた。
だが、猿蔵は原因不明の不能に陥り、夜の生活が全くないという日々が続いていたのだ。
オトコとして愛する者を抱けないとは情けないと頭をたれる猿蔵。
だが、そんな猿蔵に天狗面が答える。
「オレに女なんか抱けやしない。オレだって面がなければただの役立たずだ…」
そう、天狗面の仮面の下には隠された秘密があったのだ…。
平野勲人 工藤順矢 小林愛 武藤晃子 西ノ園達大 森貞文則 田口治 きだつよし 福田千亜紀 津和忠良 吉村朋子 大橋夢能 / 佐野大樹(*pnish*) 井上晴美
(作者のごあいさつ文より抜粋)
久し振りの公演なもんで、長年あっためていたアイデアをドバッ!と出したらなんだかとんでもない作品が出来上がってしまいました。
ま、なんたって主人公がとんでもないところに天狗の面をつけてますからね(笑)。
コントの1ネタならまだしもその男で一本芝居を作ってしまおうというんだから、確かに正気の沙汰じゃありません。
実際、大丈夫なのコレ?と色んな人にかなり本気で心配されましたし(苦笑)。
けど、いいんです、多分。
あ、もちろん根拠はないですけど(笑)。
芝居が“ライブ”である以上、“感じる”ことがいかに大事なのかと最近つくづく思います。
んなわけで、今回の『テングメン』もいうなれば男と女が感じちゃうお話。
この物語が皆さんの感覚にピン!と来たなら…これまた僕の男もタつってわけで。