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国連総会:ブッシュ米大統領、ミャンマーへの制裁強化表明

 【ニューヨーク和田浩明】ブッシュ米大統領は25日、第62回国連総会の一般討論で演説し、僧侶らが軍事政権への抗議デモを続けるミャンマーに対する制裁強化を表明、世界の人権状況改善や自由拡大の必要性などを強調した。

 ブッシュ大統領は軍事政権が「19年に及ぶ恐怖支配」を続け、民主化運動指導者のアウンサンスーチーさんら1000人以上の政治犯を拘束していると非難、軍事政権幹部らを対象にした経済制裁や、人権侵害の責任者への米国渡航ビザ(査証)発給拒否を発表した。

 潘基文(バンギムン)国連事務総長も開会演説でミャンマー軍事政権に自制を促し、民主運動家ら「すべての勢力」との対話を要請、事務総長特別顧問を近く現地に派遣すると述べた。

 また、ブッシュ大統領は北朝鮮やイランなどで国民が独裁下で苦しんでいると指摘し、「すべての文明国民」による支援を訴えた。さらに、「圧政」に沈黙を守っているとして国連人権委員会の改革を強く求めた。

 国連安全保障理事会拡大に関し、ブッシュ大統領は日本が「常任理事国として十分に資格がある」と語った。ブッシュ氏が国連総会の一般討論演説で日本の常任理事国入りを明確に支持したのは初めて。

 初めて一般討論演説したサルコジ仏大統領は、イランが核兵器を保有すれば「許すことのできない危険」が生じると述べ、強い懸念を示した。25日午後(日本時間26日未明)にはアフマディネジャド・イラン大統領、カルザイ・アフガニスタン大統領が登場する。

毎日新聞 2007年9月25日 23時29分

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