家庭の廃油で作ったろうそくをともし、環境を考えるイベント「いけだエコキャンドル」は29日夜、池田町の須波阿湏疑(すわあずき)神社周辺で行われた。町内外から訪れた大勢の見物客が、神秘的な淡い光のショーを環境に思いをはせながら楽しんだ。
町内の団体「環境Uフレンズ」と「環境パートナー池田」が中心となり、ごみ減量やリサイクル推進を目的に2年前から行っている。町ぐるみでろうそくを手作りし、ボランティアらが集まった2万本を並べ点火した。
同神社近くの広場で、「愛」と書かれた地球を両手で支える様子が暗闇に浮かび上がった。能楽の里歴史館前では、学生らがデザインしたグループアートも発表された。
訪れた人たちは、淡い光が放つ未来へのメッセージを心に刻み、温かい光の造形美を楽しんでいた。