文部科学省で開かれた会議には、池坊副大臣やネット上のいじめに詳しい研究者や現場の校長などが参加しました。会議では、「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板を使っていじめが行われていることや、インターネットが売春など犯罪の温床になっている実態が報告されました。そのうえで、いじめが学校の現場や大人の目から見えにくくなっている現状を踏まえ、家庭や携帯電話会社などに協力を求めながら対策を打ち出していくことを確認しました。会議のメンバーの１人で「インターネット協会」の国分明男副理事長は、「問題のあるサイトにはそのつど警告しているが、数が多すぎて追いつかないのが現状で、行政を含めた総合的な対策が必要だ」と話しています。