2007年09月27日
「ブルーベリーの謎」〈�供�
「ブルーベリーの謎」【�供�
私がこのブログを開設し一番先に取り上げたのが、このブルーベリーに含まれている成分のアントシアニンというものです。これを含む健康食品を私は愛用し、自らそれを飲んで見て目に効果があったと思いました。
そこでブログでそれを紹介したら、「アントシアニンにはそのような効果は全くない。おまえ嘘をつくな詐欺師だ。」と批判を受けました。これは自分に取ってはかなりショックでした。
なぜ、自分は効いたと感じたのか。全くそのような効果がないと言われるのに、自分は特異な体質なのか。それともそう信じ込まされてしまっただけなのか？
そのことに対して、何にでも興味を持つ好奇心旺盛な私はこの問題を取り上げない訳には行かなくなってしまいました。ネットでアントシアニンなどは全く効果のないインチキだとする根拠は、これまで示されたのは下記の一件だけのようです。
国立健康栄養研究所とういう所の見解です。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail67lite.html
名称
ビルベリー [英]Bilberry、Whortleberry、Huckleberry [学名]Vaccinium myrtillus ツツジ科[スノキ属]
概要
ビルベリーは、南ヨーロッパの山岳地帯の低木林、荒野、森林に多くみられるコケモモ属つつじ科の植物である。小さい釣り鐘型のピンク・グリーンの花が春に咲き、熟すとブルーブラックの甘い果実がなる。ビルベリーの中国語名は「越橘」である。ビルベリーの果実はアントシアニン類などを豊富に含むため、俗に「眼精疲労や近視によい」などといわれているものであるが、ヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。
安全性については、通常食事に含まれる量の果実の摂取はおそらく安全と思われるが、治療目的や大量摂取での信頼できるデータは十分ではない。葉は経口で大量に摂取した場合、危険性が示唆されているため避けるべきであり、妊娠中・授乳中は禁忌とされている。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまでが紹介文です。
現在、この研究所に取材を申し込んでいますが、書類を出してその結果待ちなるので、来月のことになると思います。ただ、電話で話をして漠然とではありますが分かったことがあります。
このHPの中にも出ているが、「ヒトでの有効なデーターが見当たらない」というもので、自分の研究所で実験をして得られた結論ではないということです。
ここでは様々な研究機関から出されたデーター、論文を調査しているようで、自らデーターを取ってはいないということのようです。動物実験はほとんどの企業が行っていました。
アントシアニンを含む健康食品、栄養機能食品などを販売している会社はビール会社、製薬メーカー、健康食品会社など多数に上っています。私は今回スーパー、コンビニで３０社以上を確認しました。
電話取材の段階ですが、その会社のほとんどがマウス試験でその安全性と或いは効能を宣伝している所もありました。
しかし、この国立健康栄養研究所は「マウスではだめで、あくまでもヒトの実験データーでなければならない。」としています。その理由については「マウス実験で与えられる量は、人間と比べた時はバケツで与えるようなものでなければならないから」だからだそうです。
なお、詳しい解説は取材を行ってからにしたいと思います。
さて、疑似科学ということですが、この言葉の意味をネットで検索してみました。何故ならば、私のネットでの言説を疑似科学呼ばわりする人が相次いだからです。
ネットで疑似科学・アントシアニンと入れて検索したら、何と上位には私のことが並んでいて驚きました。〈笑〉
いろいろ検索する内に医学博士のブログを発見しました。このような記事を目にしたので、早速話を聞いて見ることにしたいと思います。
月刊ナーシング』(学研) にて連載中の「知って得するサプリメント通信」。
今月号では、ブルーベリーを取り上げました。
ブルーベリーは、目の健康維持の定番サプリメントです。
最近では抗酸化作用に関連して多彩な機能が期待されています。
看護職の読者の方にとって参考になれば幸甚です。
http://www.dhcblog.com/kamohara/category_25/
しかし、科学万能の現代社会にあって、疑似科学とは何を意味するのか、全てが科学的根拠がなければ、それは疑似科学となるのか？ビタミンが発見されない時代、それを含む食品の効能は科学的には立証されてはいなかった。
それは疑似科学ではなく、未知科学とも称すべきものだったのかも知れません。しかし、科学の発達はそれを立証することによって、それを含む食品の効能が認められたのです。
では、「めぐすりの木」や「ブルーベリー」は疑似科学なのか、未知科学なのか？
それを販売することは「詐欺商法」なのか、明日はその問題を取り上げて見たいと思います。日本では古来よりその木には不思議な力が宿ると信じられて来ました。
ブルーベリーは日本ではまだ４０年くらいの歴史しかありませんが、欧米では古い歴史があります。現代の科学万能の時代のかなり以前からその効能〈目に効く〉は語り伝えられて来ました。
私が次回提起する問題は、科学は果たして万能で完全なものなのか？
そのことについて、更に皆様との議論を深めて行きたいと思います。
めぐすりの木とベルーベリーを取り入れた健康食品が、小林製薬から発売されていました。
ブームが去った「めぐすりの木ですが、大企業はしっかり続けていたのですね。
https://www2.kobayashi.co.jp/seihin/lt/blue-megu/index.html
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この記事へのコメント
視力回復に効くという根拠は一件もないでしょうが。
学術的な研究所の発表と、企業や個人の宣伝を同じレベルで見ないでくださいね。
そもそも効かないことを証明する研究なんて馬鹿なこと誰もやらないんですよ。
なら視力回復に効くという論文はどうかというと、
ヒトについても、マウスについても、今のところ発見できません。
ブルーベリーの歴史が長いにも関わらず、です。
この状況が効かないと考えるのが妥当である証拠です。
（続く）
アントシアニンが視力回復に効くという根拠は何なのでしょうか？
「いろんな企業が商品として出しているから」ですか？
そんなものは根拠になりません。
企業にとっては売れることが第一で、
それが真実である必要はないんですから。
「マウス試験でその安全性と或いは効能を宣伝している会社がある」？
効能を宣伝したら薬事法違反ですが…
効能を証明したと主張するなら、まずそのデータを見せてもらわないと。
（続く）
効くということを実証するデータがなければ、効くとは言えません。
瀬戸さんはデータやそれが載っている論文を一切提示していません。
言葉を弄しているだけです。
効くというならそのデータを見せてください。
それが科学の議論です。
あと、抗炎症作用と抗酸化作用は
視力回復とはまた別の話ですのであしからず。
この二つなら僕も認めます。
冷静に議論しましょう。事実を積み上げながらこの問題を掘り下げていくことについて、あなたも賛成してくれると思います。
アントシアニンにどのような成分が含まれていて、それがどのように体に行き渡り、どうなって行くのか。そのメカニズムを調査すべきであると言っているのです。
既に体に有効に作用するという博士のブログでの説明もありますね。
国立健康栄養研究所は、私への電話回答で「当方が効果があるとかないとか調査したわけではなく、効果があるとしたヒトに対するデーターが見当たらないと申し上げています。」と説明しました。
あなたの主張は分かりました。私の考えは明日のエントリーで述べます。
抗炎症作用と抗酸化作用はお認めになるのですね。良かった、それさえも認めないという人がいるようなので、安心しました。これでアントシアニンは人間の体に効能なものであることが少しご理解得られたようです。
私はこのように考えています。科学的に立証されてはいないが（現段階では）、古くから言われているには、何かがあるはずだ。最近感じましたが、飲むと体が楽になるような気がしました。たぶん、血流の流れを良くしているのでしょう。
かなり前からわかっていたことです。
しかし、それは視力とはさして関係ありません。
「アントシアニンは人間の体に効能なものであることが
少しご理解得られたようです。」
とのことですが、どんな物質でも体に何らかの作用はあります。
今回重要なのは、視力回復に効果があるか？ということです。
悪魔の証明というのをご存知でしょうか？
視力回復に効果があるか無いか？と問われたときは
効果があるとする側に立証責任があるはずです。
アントシアニンのメカニズムを探っていくべきとおっしゃるということは
今は目に効くという根拠が無いと認めておられるのでしょうか？
私は目の視力が弱ったので、ブルーベリーの健康食品を飲むようになって目が以前より良くなったと感じました。と言ってきました。率直に自分の感じを述べたものです。
それが何故なのか？そのことをこれから解明していきたいと思っています。
科学的根拠がなければ、それを一切認めないという論者との論争を望むものです。あなたのような方が論戦に加わることを歓迎します。
実りのある議論をしたいですね。
さて、瀬戸さんの主観が根拠であるなら、他に客観的なデータが無い以上
それはただのプラセボ効果としか言いようがありません。
目に効くからと思って飲んでいたので、効いたのでしょう。
プラセボ効果というのは、気のせいというだけでなく
本当に生理的な現象を伴います。
もしかしたら、本当に目が良くなったのかもしれません。
ただ、それはアントシアニンの効果ではない、ということなのです。
思い込みの力は非常に強いものなのです。
だからこそ、プラセボの効果を除外するために二重盲検法が必要なのです。
そういったデータはお持ちですか？
たった数百円でこれだけプラシーボ効果が得られるのなら万々歳なのですが（笑）
この数年にも渡るプラシーボ効果は科学でどの様に説明できるのでしょう？
「科学的に」証明されてても実際効いた実感が無いものや後に誤りだったと確認されたりするものより、私にとっては「効いてる」商品です。
（続）
これも似非科学なら日本は似非科学商品だらけですね、ただ、中には稀に効いた人も居るのでしょう、人は皆同じでは有りませんし薬品の効能でも個人差はかなりありますから、
という事はつまり買う側が一度買ってみて効けば継続すればよいし自分にはイマイチ効果が無いようなら辞めればよいだけでは？
（続）
入ってくる情報の鵜呑みです、そういう人達は後に問題が起きた時に他人のせいばかりにして、自分が決断したという事を自覚していません。
魚屋は常時新鮮な魚があるわけではないけど、常時新鮮だと威勢よく客に呼びかけます、育毛剤も人によっては効いた例が有りますなどと言う売り方はしません、実際はプラスマイナスゼロなのに赤字処分と銘打って広告が出ます、毎月店仕舞いセールをやってる店・・・・・・（ｒｙ
そして実際飲んでみて、効果がありました、当該効果は今も変わらず継続されてます。
国立なんとかセンターや、現代科学のデータなどと言うものよりも私は自分の判断を信じています。
なのでもし万一後に誤りだったとしても何の文句もありません。
連投失礼しました、以上は私個人の意見です。
揚げ足とって他を批判する人が稀に居ますので行間を埋めておきます。
一度効くと認識してしまえば、服用を繰り返すことで
思い込みが強化されていくこともあるでしょう。
また、習慣化することで、飲まないとストレスを感じるようにも
なるかもしれません。
もちろん効いているならば、それはそれでいいのですが
問題は、それをアントシアニンの効果として認めてもいいのか、ということです。
プラセボ効果によるものを、アントシアニンの持つ効果として認めることはできません。
自己の判断を信じるのは自由です。
思想・信条の自由は保障されています。
ただ、アントシアニンの持つ効果を議論するなら
自分の主観を前面に押し出していては議論になりません。
効くとか効かないとかを科学として取り扱うならば、
まずその効果が客観的に測定可能であることが重要です。
効いた気がする、という主張を科学的に取り扱えないのは
これが理由です。
プラセボは思い込みの効果というのはそのとおりですが、憂国の一草莽さんの主張がプラセボであるという主張は、やや勇み足であると思います。私は、本当に効いている可能性は否定しません。あくまでもn=1で、かつオープン試験を行っているわけですから、プラセボの可否は判断できないと思います。現時点で主張できますのは、プラセボでは無いとはいえない、というラインまでではないでしょうか。
アントシアニンを売りたい業者の方々は、目に効くことを売りにしたいようですが、実際にアントシアニンにこのような効能があるのでしたら、薬事法第二条第一項第三号の「人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼす」物質ということになります。釈迦に説法かもしれませんが、医薬品であるならば適切な手続きを踏まなければならなく、その際にはヒトでの実験データ(安全性、有効性、二重盲検法ランダム化データ)が必要です。マウスでデータがあったとしても、それがヒトに外挿できるかどうかはわからないからです。
また、現状の路線で主張なさるのでしたら、薬事法は読み込んでおくことをお勧めします。特に第五十八条は一字一句理解されたほうがよいのではないかと老婆心ながら思います。
私は不思議でならないのですが。
けど、全ての健康食品の効果を、偽薬って言って「無いと断じる」ってのは、それは単なるレッテル貼りだと思うけどね？
二重盲検法ってのは、「医薬品」の検定材料でしょう？
瀬戸様は最初から「健康補助食品」について語っている訳で、そう言う「違うカテゴリーの要件」について語るのってフェアなのかな？
私はそうは思わないが。
ともかくも、マイクロ化した食品を腸から取り入れ易くして摂取する。
その場合、通常よりも有効成分を摂取する可能性は高くなる。
それはそれでオケじゃないか？
難癖のつけ方がみっともない。
私はこう言う事には門外漢だから、あまり強い事はいえないけど、茶化してるだけのやり口が、全くエレガントじゃないね。パイソンさん。
ヘビの名前付けてるだけあって、最初から意図は絡む事か？
やっぱり，「ナノ化」じゃなくて，「マイクロ化」なんだね
二重盲検法は通常治験において利用される方法なので
医薬品の検定にしか使えないと誤解されているのだと思います。
二重盲検法というのは医薬品の効果の判定にのみしか使えないわけではありません。
健康食品であろうが医薬品であろうがプラセボ効果がつきまといます。
それを除外するためには二重盲検法を使うのがベストということです。
要はコントロールを取った実験をしなくては、
本当にアントシアニンの効果なのかがわからないということです。
あと、すべての健康食品をプラセボで説明しようとしているわけではありません。
少なくともアントシアニンは、目にいいという根拠が無い以上
目にいいというのはプラセボの効果であろう、と言っているのです。
（続く）
超微細化という技術は、医薬品においても利用されているのは知っています。
これは解けにくい薬剤を溶け出しやすくする目的でよく利用されます。
しかし、アントシアニンはもともと水溶性で、微細化する理由がないんです。
微細化したところで、吸収効率が上がるとは期待できません。
エレガントな反論というものがどのようなものか知りませんが
もう少し意味のある議論をしましょう。
ちなみにパイソンはプログラミング言語のPythonからとってます。
最近勉強始めたんですよ。
＞https://www2.kobayashi.co.jp/seihin/lt/blue-megu/index.html
宣伝文句をよく読んで下さい
＞パソコンに向かう時間が長い方や、読書や勉強をする方におすすめします。
「おすすめ」しているだけで，
決して「疲れ目や視力回復に効果がある」とは書いていないところがミソなんですよ
わかさ生活の「ブルーベリーアイ」も
アサヒフードヘルスケアの「濃ーいブルーベリー」も
同様であることが分かるはずで
＞
＞<このような方におすすめ>
＞◎パソコンをよく使う方 ◎TV・ビデオ・読書が好きな方 ◎車を長時間運転される方
＞◎夜間に作業をされる方
http://www.wakasa.jp/shopping/products/detail.php?product_id=46
＞http://www.asahi-fh.com/
＞http://www.asahi-fh.com/koibb/
＞実はこのパッケージにも次のように書かれてありました。
＞●ブルーベリー果汁とアントシアニンを豊富に含むビルベリーエキスを使用した濃厚な味わいをお楽しみ下さい。
＞このような方に
＞◆パソコンを利用する方。
＞◆テレビが好きな方。
＞◆細かい文字が気になる方。
＞以上の宣伝文句は、誰が見てもこのブルーベリーが目に効用があるように感じてしまうものです。
＞これって、では天下のアサヒビールグループの誇大広告なのでしょうか？
＞現在、堂々と売られているこのような商品を見れば、アサヒビールなどは
＞詐欺師販売会社ということになりますね。勿論これを「栄養機能食品」
＞としての表示を認めている厚労省も詐欺の共犯者となるのかな。
『商品が目に効用がある』とは書いていません
業者は「誇大広告だ」「詐欺師販売だ」と突っ込まれても「それは瀬戸さんが勝手に誤解しただけですね」と言い抜けることが可能です
もちろん，常識のある大人であればこんなトリックにはひっかかりませんが，
瀬戸さんのような，よく言えば純粋，悪く言えばバカな人が世の中には一定数いるらしく，
これらの商品はそこそこ売れているようです
しかし，いろんな企業がブルーベリー商品を出している事実はブルーベリーが視力回復に効果があることを示す根拠にはなりません
その結果がブルーベリーに含まれるアントシアニンの効果によるものかプラセボ効果によるものか，
はたまた同時に食べた別の食品の効果によるものか単なる自然治癒力によるものか区別ができないからです
例えば，私は数日前から風邪の症状がでていましたが，
仕事も休まず，医者にもいかず，
朝食に中華粥を夜食にリンゴとヨーグルトを食べていたら治ってしまいました
私の体験は「中華粥やリンゴやヨーグルトが風邪に効果があること」を示す根拠になるでしょうか？
