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自殺中学生の両親「知る権利」訴える

 福岡県筑前町で昨年10月、いじめを苦に自殺した町立中学2年の森啓祐君(当時13)の一周忌法要が30日、自宅で営まれ、両親は「息子の死を絶対に無駄にしたくない。子どもをいじめの加害者や被害者にしないために、何を伝えたらいいのか考えていきたい」と報道陣に語った。

 母親の美加さん(37)は「学校側から情報がなかなか知らされないことに深い悲しみを覚えた」と振り返り、「今後は知る権利の立法化を国に訴えていきたい。知る権利が、いじめ防止対策につながっていくことを望んでいる」と話した。

 また「息子には(生前)何もしてやれなかったという気持ちしかない。『いつまでも忘れないから』という気持ちを伝えました」と癒えることのない思いを語った。

 父親の順二さん(40)は「(自殺は)ほんの数日前のような気がする。それでも(一周忌が)1つの区切りにはなった」と話した。

[2007年9月30日19時8分]

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