F1雨中の熱戦の裏でファン混乱 |
30年ぶりの富士スピードウェイ(静岡県)でのF1日本グランプリ(GP)決勝は30日、雨中のレースとなったが、ファンは果敢に攻める“世界最高峰”の走りを楽しんだ。ただ、会場アクセスが混乱し、多くの観客が疲れ切った表情で帰途についた。
この日は約14万人の観客が来場したが、レースは安全確保のため序盤戦は追い抜き禁止に。東京都の会社員高橋毅さん(43)は「(優勝した)ハミルトンの技術はさすがだけど、やっぱり晴天下での勝負が見たかった」とやや残念そう。埼玉県所沢市の杉江美智代さん(40)は「直線の速さは大迫力。大好きな佐藤琢磨選手も頑張ってくれた」と感動した様子だった。
一方、観客の足となる周辺の駅や駐車場からのシャトルバスは大渋滞。午後1時半のスタートに間に合わなかった名古屋市の女性(50)は「チケットを払い戻してほしい。鈴鹿サーキット(三重県)の方が運営は上」と怒り心頭。レース終了後もバス乗り場にずぶ濡れの観客の長い列ができ、茨城県常陸太田市の会社員金田勝友さん(26)は「この混雑が改善されない限り、もう来たくない」と吐き捨てるように言った。
【ハミルトンV】
|
[ 2007年09月30日 20:04 速報記事 ]
|
|
 |
速報記事(クルマ) |
 |
紙面記事(クルマ) |
|
 |
クイックアクセス |
|