現在位置:asahi.com>デジタル>ネット・ウイルス> 記事 日本語ドメインが増殖中 対応ソフト普及で加速2007年09月30日 インターネットホームページ(HP)の「住所」にあたるドメインを、アルファベットではなく日本語で登録する動きが本格化している。01年の登録開始後、利用は低迷していたが、ソフトの進歩で利用環境が整い、ウーロン茶の「極烏.jp」のように商品名を登録する企業や著名人の採用が目立ってきた。
ドメインはHPアドレスの「http://」に続く「○○.jp」や「○○.com」の部分。アルファベットが一般的だが、日本語ドメインでは「○○社.jp」のように、末尾以外を日本語で表記できる。 キリンビバレッジはウーロン茶「極烏(ごくう)」など商品の販促サイトで日本語ドメインを利用しており、「商品名なのでドメインが覚えやすいため、顧客に好評」という。 同様に、アサヒビールが「ぐびなま.jp」などの商品サイトで利用しているほか、プロサッカー選手の「小野伸二.jp」など、著名人のサイトも登場している。 末尾が「.jp」のドメインを管理する日本レジストリサービスによると、9月時点の累計登録数は前年同期比11%増の約13万6000件。同社管理の全ドメインに占める比率も14%と、04年の6%から増加した。 日本語ドメイン登録は、閲覧ソフトで高シェアの「インターネットエクスプローラ」を出している米マイクロソフトが対応しなかったため伸び悩んでいた。 ただ、06年末に同社が出した最新の「インターネットエクスプローラ7」は対応しており、来年以降、同社は既存ソフトの所有者に新型への切り替えを促す方針だ。 この動きを見越してか、「日本語ドメイン取得の問い合わせが増えてきている」(ネットサービスのGMOインターネット)といい、ドメインの「脱アルファベット化」は加速しそうだ。 デジタル
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