杉本 彩の Beauty ブログ

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<<   作成日時 : 2006/10/17 12:34   >>

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児玉小枝さん著者『どうぶつたちへのレクイエム』『どうぶつたちに、ありがとう』(日本出版社)の二冊をご紹介します。

読みながら涙が止まりませんでした。

これは最高の道徳の教本です。この二冊に、人間にとって最も大切なもの…
人間の在るべき姿とは…という大切な教えが読み取れます。

『どうぶつたちのレクイエム』は、人間に捨てられ、
動物収容施設で命を絶たれた動物たちの悲惨な現状を、
多数の写真と簡潔な文章で訴えています。

ページをめくる度に、まるで収容施設にいるかの如く、
心は重くなり、胸が痛みます。
私は、残酷な現実から目を逸らし耳を塞ぐ日本社会の体質に、
以前から違和感を持っていました。ですから、
この現実は直視するべき重大な問題であることを、
声を大にして言いたいのです。

人間の犠牲になった無垢な動物たちの姿を…
苦しみを…しっかり見て頂きたい。


本の中に印象的な内容があります。
(ガンジーが、こんな言葉を遺しています。
「国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物たちがどのように
扱われているかによって判断することができる」。)
正にその通りだと思います。

安易に動物を飼う前に、無責任な人間に飼われた動物たちの犠牲が、
どれほど大きなものか…想像してほしい。
もし、想像に及ばないなら、この本を必ず読んでほしいのです。

パリス・ヒルトン?(間違ってたらゴメンナサイ)なる人物が、
飼っている犬を飽きたらチェンジする…という話しを耳にしましたが、
その犬たちの行方は如何に?
命あるものもファッションの一部というのでしょうか?
セレブとはそんなものでしょうか?道徳的水準イコール品位…
それを無くして何がセレブでしょう?
そんな彼女をファッションリーダーだのと
持ち上げるマスコミや企業にも怒りを感じます。
そして、形ばかりに振り回されてワーキャー
騒いでるお粗末な女たちにも呆れます。
?????????私には理解出来ないことだらけ!

さて、落ち着いて、本の話しに戻ります。

『どうぶつたちに、ありがとう』は、阪神淡路大震災で住む家を失い、
公園でテント生活を続けるおばちゃんと13匹の犬猫たちの暮らしを
綴った感動のフォトストーリーです。

仮設住宅に入るという選択をせず、
大切なものを守り続けたある家族の生き様を通して、
大災害に遭った時、愛するペットをどう守るか、
ということを考えさせられる一冊です。

厳しい避難生活の中で、人と動物との温かい愛が溢れています。
こんな言葉が印象的です。
(動物たちが私たち人間に与えてくれるもの…
純粋な愛情、無垢な信頼、心からの安らぎ、
‘今’を生きる知恵、そして前向きに生きる勇気…。)

子供にも読めるようにルビがふってありますし、
活字が億劫という人でも、数十分で読めるので、
是非一人でも多くの方の手に渡ってほしいと願っています。

最後に…著者の児玉さんは、目を覆いたくなる現実を直視して取材され、
どれほど辛いお気持ちだったことでしょう。
愛と勇気と大義と情熱を持って、この過酷な取材に臨まれたことを、
心から尊敬致します。

素晴らしい本を出版して下さってありがとうございます!

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
無責任に動物を飼っている人達が多い中で彩さんの感性は彼等の発する声無き声を捉えられているようで感心しております★
「どうぶつ達のレクエイム」と「どうぶつたちにありがとう」を早速書店に探しに行こうと思っていますが、北極熊は犬や猫達との死に別れが可哀相でなかなか彼等を飼うことに踏み切れません☆
北極熊
2006/10/17 15:59
初めまして。いつもブログを見せて頂いております。彩さんの大ファンなのです!同じ年なのですが、彩さんを見てると奮い立たされるような思いになれます(^^)本当に素敵です!私は、愛護センターの子達を期限内に里親探しする活動をしております。この活動をするようになったのも、児玉様のHPを知り、本を読み、そして一人でレクイエムのパネル展をして今に至ります。処分される実態を知った時は本当に衝撃的でした。悔しく辛く…何処に持っていけばよいのか分からない激しい感情を抱きました。それが、一年前です。この本は近くの図書館・小中学校・児童館などに全て持っていきました。本当に!一人でも多くの方に知って頂きたい!!!愛護センターの子達を里親探すにあたって、ブログも開いております*お忙しいと思いますが、時間がある時にでも覗きにいらしてくださると幸いです。
coexists.exblog.jp
季節の変わり目…体調も崩し易い時期でもあります。どうか御身体ご無理されませんよう…いつまでも変わらぬ美貌と優しさを…。そして、私もいつまでも彩様のファンでいたいと思っております。お忙しい中お時間とらせました。
momo
2006/10/17 17:55
私の本を通じて、どうぶつたちの声なき声に
耳を傾けて下さって本当にありがとうございました。
本の出版元からも、杉本さんからのメッセージを
受け取りましたし、さらにはこちらのブログでも
ご紹介いただき、とても嬉しく励みになりました。
また、杉本さんの、どうぶつの命に対する
真摯で慈愛に満ちたまなざしに、とても感銘を受けました。
杉本さんのように著名で社会的影響力を持たれた方が、
言葉を持たないどうぶつたちの代弁者として
社会に向けてメッセージを発信してくださったなら、
きっと多くの方が関心を寄せて下さるに違いありません。
“家族”の一員である犬や猫の命と心が
人間のそれと同様に守られ、尊ばれる社会になるよう、
私も微力ながら活動を続けていきたいと思っています。
これからもどうか、お力をお貸しください。
まずはこの場をお借りして、心からお礼を申し上げます。
児玉小枝
2006/10/17 22:16
彩さまお久しぶりでございます。
2冊共既に読んだ事あります、正直僕には「写真入」がかなりショックと言うか・・・読み返しは出来ない程の衝撃的な本ですよね。
日本って確かに豊かな国かもしれませんけど、冷たい人間がこんなにも多いの?って言う感じが凄いします。猫や犬だけじゃなく、熊に関しても・・・すぐ殺しちゃうし。

パリス・ヒルトン僕も嫌いです、毛皮とか見せびらかす人も嫌い。ああ言う人達の頭の中は「動物=モノ」と言う考えしかないので、多分何を言っても無駄だと思います。ペットショップの人間も「動物=金づる」としか思っていませんからね。売れなかったら即捨てると言う考えがどうしても許せない。と、言うかそれを許している国が許せない。
僕の飼っている猫が行方不明になって、市役所に相談しに行ったら「どうせ元はノラ猫なんでしょ?もう保健所か何かにいるんじゃない?」と冷たい返答されて、ふざけんなこのハゲ!!と怒鳴ったら僕が悪者になって市役所追い出されました、国関係の人間って好きじゃない、事務的で。
ryo
2006/10/18 16:40
初めまして。彩様には以前、実はサイン会でお会いしたことがあるのですが、今回どうしてもコメントさせて頂きたく、ビックローブで会員登録を済ませた次第です。
彩様の、動物達に対する温かく、愛情に溢れた
眼差しにとても感動致しました。ブログの文章を拝見させて頂いて胸が熱くなりました。私も、少しでも身勝手な人間達の虐待・遺棄から動物達を救うことができたら…と動物達の保護活動をしていらっしゃるNPO法人さんなどに、わずかばかりですが寄付活動ををさせて頂いております。
以前、ニュースで広島のドッグパークの、閉園後の悲惨な状況を目の当たりにしました。とても悲しくて、辛くて、許せなくて、涙が止まりませんでした。どうして罪のない動物達がこんな目に…。やりばのない怒りが込み上げてきました。それ以来、少しでも自分にできることがあれば…とわずかながらですが寄付活動をしています。
紹介されている本、勇気を出して読んでみます。最後に、彩様の今後ますますのご活躍をお祈りしまして、コメントを閉じさせて頂こうと思います。それではまたの機会に。。
キャバリア好き
2006/10/18 19:17
私も数日前に「どうぶつたちに、ありがとう」を本屋で見かけ、数ページ開いた所で涙がこぼれてきて、すぐに本を置きその場を立ち去ってしまいました。
かわいそう、かわいそうと目を背けている自分が情けないです。小学生の頃、学校の近くにあった動物管理センターで死を待つ犬や猫を見た事があります。その、寂しい目は大人になった今でも忘れる事が出来ません。
我が家にも足の不自由な猫が居ます。
前足だけで一生懸命歩く姿を見て毎日沢山の元気をもらっています。動物に無責任な態度をとる人間は絶対に許せません。どうしてそんな冷たい事が出来るのですか?
彩さんのブログをきっかけにまた本屋で児玉さんの本を買い、動物達に私ができる事を
考えたいとおもいます。彩さん有難うございました。
mimichiro
2006/10/20 01:47
以前ある民族の生き方を追った番組を見ていた時のことです。ある動物を家畜として管理し、役割を終えたと判断したそのうちの一匹を群れから引き離し、彼らは殺して食しました。しかし彼ら一族に伝わる「苦痛を与えない処分の仕方」や「血一滴無駄にしない」というその思いと行い。機械的に判断するなら残酷になりかねないその情景も、なぜか不自然なひっかかりを感じることなく受け入れられたことを思い出しました。命の殺生はこの世の摂理だと思いますが、しかし今の命の扱われ方、ないがしろにされ続ける姿には、言い様のない不快感と憤りを感じます。食して命の糧とするため、子や仲間を守るために外敵として、それ以外の殺生に正当化の抜け道があるとは思えません。紹介されていたガンジーの言葉に続きがあるなら、それはそのまま人間の人間生命に対する思惟の水準だとも思えてきます。
~umit
2006/10/20 22:16
前々から彩さんの大ファンで、やはり素晴らしいお方です。私もずっと動物たちに対する、人間の身勝手さに怒りを感じてきました。私も単なる親の七光りでセレブと言われているパリス・ヒルトンがなぜそんなに女性の間で人気になのか分かりません。(すいません、毒舌過ぎまして…)私ももっと発言力ある人間になった時には、動物問題に対して活動していきたいと考えています。本当に彩さんのように、発言力ある方がこんな素晴らしい考えを持って、声高に発言してくれることに、大変喜びを感じています。毎回毎回目を覆いたくなるような動物問題が後を絶ちません。そのたびに私は怒りを感じ、涙が止まりません。人間がそんなに偉いか!?と思ってしまいます。自分の家族であるペットを簡単に捨てるという行為が理解できません。日本でももっときちんとした保護法がなぜできないのか?ブリーダーなども金儲けだけのためならやらないでほしい。資格制度にしてほしいです。お金持ちで、動物好きなら、血統証つきの高価なペットをブランド気分で飼ってないで、沢山の助けを求めている動物たちを救ってほしいものです。
トミー
2006/10/21 00:25
私も前にネットで動物収容施設で命を絶たれる犬の映像を見ました。今でもはっきりと目に焼きついています・・・
一匹でも多くの犬や猫を助けるためにあえてこのような映像を配信しているサイトです。
泣いて騒いでいた犬(猫)たちも最後の日になると判るのか静かになるそうです。
せっかく生まれてきた命なのに人間の勝手で命を絶たれてしまうのはやり切れません。
ある意味それ以上に残酷なのは絶対に世話が出来ない程の動物を飼い餌もろくにあげず散歩などさせた事もなくただ檻の中に閉じ込めて繁殖のみを行っている悪質なブリーダー
まさに生き地獄です・・・・・
そのような話を見たり聞いたりする度に怒りを覚え涙が出ます。どうにも出来ない自分の無力さも悔しいです。
猫の島とも呼ばれるくらいの猫の楽園エーゲ海では人間と猫が自然な形で共存しているようです。同じ島国でも日本とは大違いですね
ナイル
2006/10/21 01:41
ある、サイトで杉本彩さんのコミュから
ひろしまドッグぱーくの事を初めて
知りました…。期日が迫っているので
必死で署名を集めています。
多くの人が、この署名を呼びかけている事に
今まで知らずにいた自分が嫌で、しばし
呆然としてしまいました。画像を見て本当に
胸が締め付けられて苦しくなります。
今、自分ができる事をしようと思います。
1人でも多くの方に協力してもらいたいです。
hiro1987
2006/10/21 17:12
hiro1987様へ
私もひろしまドッグぱーくの件、署名に協力させて頂きます。微力ではありますが、自分にもできる事から少しずつ、保護活動に協力したい、と思っております。hiro1987様のお陰で署名の件を知ることができました。ありがとうございます。彩様のお陰でもありますね。ありがとうございました。
キャバリア好き
2006/10/21 22:01
初めまして。中学2年生のチーって言います。
前、何かの番組で杉本さんが猫の保護をしていることを知りました。
杉本さんみたいなこんないい人もいるのに、動物を虐待する人もいてむっちゃ悲しいです。
私は最近知ったんですけど、2002年に2ちゃんねるの掲示板上で猫の虐待事件があったんです。
その事件から「Dearこげんた」というサイトが出来ました。
いつこげんたのサイトを見ても、涙が出ます。
是非訪問してみてください。
もしかしたら訪問されたことがあるかもしれませんが…。
http://www.tolahouse.com/sos/
あと「Dearこげんた」は本も出ているようです。

これからもさまざまな活動頑張ってください。
いつも応援してます。
千惟
2006/10/22 18:59
キャバリア好き様

ありがとうございます!昨日の朝に郵送したので今日には届くとの事でした。本当にもっと早く知っていれば良かったと感じますが何もしないより、キャバリア好き様ののおっしゃるとおり、自分なりに出来る事を…と思います。TVで里親が300匹みつかりったと報道されていましたが残りの200匹の、わんちゃんたちは、病気や手術が必要らしく募金活動も行っています。私は今、こちらのブログはあまり書いていませんが最近、少し前に株で騒がれたサイトで彩さんコミュに入り、それで知る事ができました。
hiro1987
2006/10/24 08:48
皆さんがコメントされているように収容施設で命を絶たれる犬猫たちもほんとうに気の毒ですが、わたしたちの空腹を満たしてくれる食肉も、動物の命が犠牲になった上で生産されているという事もたまには思い起こして欲しいところです。東京ですと品川駅の海側にある食肉市場では1日に牛や馬が350頭以上、豚などの小動物ですと1000頭以上が解体されているようです。屠殺の現場を見たらベジタリアンになってしまうというのはあながち嘘では無いような気が・・・。人間が生きながらえるために悲鳴をあげながら命を捧げている(というか否応無しに命をむし取られている)動物たちへ、つまりは食肉となった動物へ感謝することも大事かと。

肝炎のワクチン開発の為などで、かつて日本でも製薬会社の実験で多くのチンパンジーが使われていた・・・といったニュースコラムをたまたま見ましたが、地球は人間が支配しているようなものですから、あらゆる場面で人間本位になるのは致し方無いのかもしれませんが「勝手な人間様」の為に犠牲になるのは常に動物たちであるのは、今までがそうであったように今後も続くのでしょうね。
fabulous life
2006/11/15 01:31

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