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ミャンマー反政府デモ:最期まで撮り続けた日本人記者

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ミャンマー反政府デモ:最期まで撮り続けた日本人記者

 銃弾が心臓を貫通し後ろに倒れた瞬間にも、彼はカメラを持っていた。ミャンマー軍部の無慈悲な弾圧に追われるデモ隊の姿を撮るためだった。27日午前、東京を拠点に活動する写真・ビデオ通信社であるAPFニュースの記者・長井健司さん(50)のこうした姿は、写真と映像を通じ全世界に広がって行った。

 共同通信や読売新聞など日本のメディアによれば、独身の長井さんは大学卒業後、米国研修を経て、撮影もすれば記事も書く「1人言論人」として活動し、主にイラクやアフガニスタンのような紛争地域の取材を専門としていた。最近APFと契約を結び、タイのバンコクで取材した長井さんは、25日にミャンマーのデモ拡散の模様を聞くや東京本社と連絡を取って取材を志願、直ちにミャンマー最大の都市ヤンゴンに入った。山路徹APF社長は、「彼は、誰も行きたがらない場所へ誰かが行って取材しなければならない、と口ぐせのように言っていた」と述べた。

 ヤンゴン市内のあちこちでデモの現場をカメラに収めた長井さんは26日、山路社長に「街の取材を続ける予定だ」と電話で話した後、連絡が途絶えた。翌日、外信が捕捉した写真を通じ、鎮圧軍兵士の銃口の前に倒れたままビデオカメラをしっかり手に持った彼の姿が流れた。

 世界的な動画サイト「ユーチューブ」では28日、悲劇が起きた当時の状況をそのまま映した映像も公開された。軍用トラックから降り立った鎮圧軍を避けて散りぢりになる市民を不安そうに追う画面の中で、長井さんは、ある兵士の銃に撃たれ地面にばったりと倒れた。銃に撃たれた直後も、彼は現場にカメラを向けていたが、間もなく腕の力が抜け、体を横たえ動かなくなった。

 ミャンマー当局は、長井さんが流れ弾に当たって亡くなったと発表したが、日本政府は「故意による殺害」の可能性が大きいと強く抗議した。

 日本の町村信孝官房長官は28日、「(銃弾が)心臓を貫通しており、上半身左側に(貫通による)傷があると聞いている」と述べ、徹底した真相調査をミャンマー当局に求めた。

ナム・スンウ記者



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