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NIKKEI NET

2件の救急通報を同一と誤認、救急車の到着遅れる・東京消防庁

 東京消防庁総合司令室の職員が品川区で発生した2件の救急通報を同一案件と誤り、救急車の到着が44分遅れるミスがあったことが29日、分かった。遅れて搬送された男性(60)は搬送先の病院で死亡が確認された。

 同庁によると、28日午後11時48分、品川区八潮五の団地前の路上で、通行人から「路上で人が倒れている」と119番通報があった。その8分後、約300メートル離れた別の団地前の歩道で「男性がうつ伏せで倒れている」と通報があったが、住所の地番が同じだったため、司令室の職員が同一案件と誤り、2台目の救急車を出動させなかった。

 最初に駆けつけた救急車とともに出動したポンプ車が消防署に戻る際、後から通報された男性に気付き、29日午前零時40分に再び別の救急車が出動。男性は団地の14階から飛び降りたとみられ、搬送先の病院で死亡が確認された。(20:53)

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