内閣府は29日、「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果を発表した。
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考えに反対の人が52・1%に上り、1992年に設問を始めて以来、初めて半数を超えた。
働く女性の増加を反映し、「内助の功」を重んじる旧来型の価値観は薄らいでいるようだ。
調査では、「夫は外、妻は家庭」との考え方について、「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えた人が計44・8%だったのに対し、「反対」「どちらかといえば反対」は計52・1%だった。92年には反対派は3割だった。
一方、現実の生活で「仕事」「家庭生活」「地域・個人の生活」の優先度を尋ねたところ、男性では「仕事」と答えた人が40・2%と最も多く、「仕事と家庭生活」19・6%、「家庭生活」の18・5%を大きく上回った。
|