ひき逃げ:転落後? 中学生姉妹が死傷 大阪の国道で
姉妹がひき逃げされたとみられる現場=大阪府四條畷市清滝で29日午前10時57分、本社ヘリから西村剛撮影
29日午前0時10分ごろ、大阪府四條畷市清滝の国道163号で、路上に倒れていた同市内の中学生の姉妹が、車両にはねられた。車はそのまま逃走した。3年生の姉(15)は病院に搬送されたが間もなく死亡、1年生の妹(13)は両足を折る重傷。現場の約13メートル上には陸橋があり、現場の状況から、姉妹がこの陸橋から転落した後、はねられた可能性が高いとみられ、府警四條畷署は、ひき逃げ事件とみて車の行方を追っている。 調べでは、帰宅途中の会社員男性が「ドン」という音を聞き、国道上を見ると、姉妹が路上に横たわっていた。会社員が現場に近寄り110番通報している際に、東(奈良方面)から走ってきた2、3台の車が姉妹をはねたらしい。 姉妹は事故の約2時間前に、自転車で自宅を出たといい、自転車は現場西約1キロの資材置き場に置いてあった。また、陸橋の上には姉のかばんがあった。 現場は奈良県境に近い山間部。周辺に民家が点在している。【衛藤達生、久木田照子】
毎日新聞 2007年9月29日 12時54分 (最終更新時間 9月29日 13時49分)
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