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中国が「工作組」派遣 自制働きかけへ ミャンマー

2007年09月28日06時26分

 中国政府は27日、ミャンマー情勢の緊張を受けて、中国外務省の当局者を中心とする「工作組」をヤンゴンに派遣した。中国筋が明らかにした。工作組はヤンゴンで軍事政権の当局者と面会し、これ以上の犠牲者を出さないよう自制を働きかけるとみられる。

 胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席や温家宝(ウェン・チアパオ)首相の「特使」としなかったことについて、同筋は「特使とすると、タン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長ら軍事政権の指導部との会見を設定しなければならない。いまの混乱状態では困難と判断し、工作組として送り出した」と説明した。

 これに関連し、中国の武大偉外務次官は27日、北京での6者協議に際して外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長に「中国も状況を大変懸念しており、ミャンマー側に平和解決を働きかけている」と語った。

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