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青森・黒石の純金こけし奪う計画、男を再逮捕 大阪

2007年09月29日18時41分

 青森県黒石市の「津軽こけし館」にある純金こけし(時価1億5000万円、高さ50センチ、重さ約58キロ)を奪おうと計画したとして、大阪府警は29日、大阪市天王寺区堂ケ芝2丁目、会社経営大川健三容疑者(60)=別の強盗罪などで起訴=を強盗予備と窃盗の疑いで再逮捕した。「身に覚えがない」と否認しているという。

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純金こけしと純銀こけし=青森県黒石市の津軽こけし館で

 調べでは、大川容疑者は3月11〜12日、青森市内で駐車中の車のナンバープレート2枚を犯行用に窃盗。同19日午後4時ごろ、黒石市が89年にふるさと創生事業の資金で制作した純金こけしを盗もうと、模造品の散弾銃などを持って津軽こけし館を訪れた疑い。警戒中の警察官が館内にいたため立ち去ったらしい。

 大川容疑者は、大阪市中央区の貴金属店で時価約9500万円の貴金属類を奪うなど、大阪や奈良で計5件の強盗事件を起こしたとして、強盗や強盗致傷の疑いなどで逮捕、起訴。府警は大阪市内の大川容疑者の事務所から、ナンバープレートやこけしの写真、こけし館の防犯カメラの位置などがわかる写真を押収していた。

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