2007年09月29日(土)
県内12公立病院 赤字8・5%増加 昨年度決算 常勤医不足が影響
山梨県内の十二公立病院の二○○六年度事業会計決算で、経常収支が計十七億九千三百九十五万円の赤字となったことが、二十八日までの県の調査で分かった。赤字額は○五年度に比べ、一億四千三十二万円(8・5%)増加。赤字病院は前年度の七から九に拡大した。「入院、外来患者の減少に伴い、収益が減ったのが主な要因」(県)で、病床利用率は平均70・1%。五割以下も二病院あった。常勤医を確保できず、患者を受け入れられないことなどが背景にあり、医師不足が地域医療の拠点となる自治体病院の経営悪化を招いている実態を浮き彫りにしている。
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