複数の情報筋によりますと、ミャンマーでは２８日午前から、インターネットに接続できない状態が続いています。一般の家庭からの電話での接続ができなくなっているほか、ホテルのビジネスセンターのインターネットも停止されているということです。あるホテルの関係者は「ここだけでなくすべてのインターネットが使えなくなっている。いつ再開するのかまったくわからない」と話し、街にあるインターネットカフェなども閉まっているということです。ミャンマーでは軍事政権が厳しい言論統制を行っていますが、今回は、抗議デモや治安部隊が発砲する様子を撮影した映像や写真が連日、インターネットを通じて海外に流出していました。このため、軍事政権はこうした映像や写真がこれ以上海外に流出したり市民の目に触れたりしないよう、インターネットへの接続を停止させたものとみられています。軍事政権は、これまでも「外国のメディアが国内のデモを扇動している」として、こうした映像を放送する外国の報道機関を強く非難してきました。