福田首相(衆院群馬4区)が代表を務める「自民党群馬県第4選挙区支部」(群馬県高崎市)や、関連する政治団体の政治資金収支報告書で、添付された領収書のコピーのあて名欄を書き換えたり、書き加えたりしたケースのあることが28日、わかった。
書き換えなどがあった領収書は17枚で、計約580万円分。町村官房長官は28日午前の閣議後の記者会見で、「首相自身から話を聞いたが、違法性はないと首相は理解している。適切に対処するのではないか」と述べた。
読売新聞の情報公開請求で群馬県選管が開示した資料によると、「自民党群馬県第4選挙区支部」の領収書などのコピーのうち、福田首相の資金管理団体「千代田経済懇話会」や関連の政治団体「福田経済研究会」と書かれた料理店などの領収書のあて名欄が、二重線で消され、選挙区支部に書き換えられたケースが2003、04、06年で計8枚、総額約105万円分あった。
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