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イラク・バスラ沖石油施設での自爆テロと
当協会の対応について
社団法人日本船主協会
会長 草刈 隆郎
 4月24日19時30分(日本時間4月25日0時30分)頃、イラクの2つの原油輸出ターミナルへ近づいてきた3隻の不審な小型ボートを米海軍が制止しようとしたところ、相次いでこれらボートが爆発し、当初、米海軍の兵士2名が死亡、4名が負傷するという事件が発生しました。石油施設や停泊中のタンカーに被害は発生しませんでした。 各種情報によると、何れもターミナル関連施設及び着岸中の船舶を狙った自爆テロと見られています。
 日本船主協会としては、かかる事態に鑑み、船舶運航の安全確認のための情報収集に全力をあげるとともに、付近を航行する当協会関係船舶に対し、最大限の注意を払うよう呼びかけることとしております。
 また、これと並行して、当協会は国土交通省はじめ関係省庁に対し、イラク周辺水域における危険情報の提供を要請することとしております。
 当協会としましては、船舶および乗組員の安全を第一義として、わが国の重要なエネルギー資源である原油等の安定輸送を支えるために最善の努力を尽くしていく所存ですが、かかる事件が今後再発し、日本関係船が直接/間接の被害を被ることのないよう万全の対策を講じる所存であります。


以  上