北海道・泊原発:1号機発電機故障、異物混入が原因 来週にも運転再開
北海道電力は27日、泊原発(後志管内泊村)1号機の非常用ディーゼル発電機2基が故障したため原子炉を停止している問題で、発電機内のタービンの回転数を調整する「調速装置」に金属片やテープなどの異物が混入したのが故障の原因だと発表した。北電は28日に原子力安全・保安院の調査を受け、試運転で問題がないことを確認したうえで、来週にも原子炉の運転を再開する方針。 発電機2基は非常時に原子炉を冷却する機器を動かすためのもので、18、19日の定期検査で作動せず、20日から原子炉を停止した。原因を調べたところ、一方の調速装置からネジが欠損した金属片4個、もう一方からは油漏れを防ぐテープの破片3個が見つかったという。北電は、メンテナンス業者が装置を検査した際に混入したとみている。【木村光則】 毎日新聞 2007年9月28日 北海道朝刊
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