●「メディア規制反対」採択(09/28 13:13:13)
新聞社や放送局、出版社などの編集責任者や記者らが集まり、報道の課題を話し合うマスコミ倫理懇談会全国協議会の第51回全国大会は2日目の28日、福井市内の会場で「あらゆるメディア規制に断固反対」などとする大会申し合わせを採択し、閉幕した。 大会申し合わせは、裁判員制度や放送法などをめぐるメディア規制の動きに反対を表明したほか「読者・視聴者の目線とわれわれメディアの目線とがかい離しないよう努力を怠らず、より高い倫理観を持って責任を自覚し、社会の発展に貢献することを確認する」と宣言している。 採択に先立ち、27日の各分科会での討議報告があった。「公正な裁判と報道」の分科会では、平木正洋・最高裁刑事局総括参事官が裁判員制度に向けて「容疑者の自白などを伝える報道は裁判員に予断や偏見を与える」と懸念を表明し、反発する報道側から事件報道の意義を理解するよう求める意見が相次いだことが報告された。 |