一周年記念ありがとうございました!!
2006年9月で一周年になりました〜〜。
始めた頃は自分の作品置き場として
ひっそりと更新しておりましたが
こんなヘボサイトでも交流して下さる方々に支えられて続けてまいりました〜〜。
これからも「緑茶夢」をどうぞ宜しくお願いします〜〜!ペコ
アレン君の日常・・・。
神田と同居を始めて2週間が過ぎた頃
神田が僕にプレゼントをくれた
いつもご飯を下手ながらも一緒に作っているから
ご褒美だって言って
デパートの紙袋を僕に渡す
下手ながらも・・・と言うのが引っかかるけど
神田が僕の為に買ってくれたモノだから
とりあえず見てみる
驚いた!!
「これは女モノのエプロンじゃないか?」
と不満げに神田に聞いたら
神田は照れくささを隠すように
不機嫌そうな口調で言う。
「デパートの売場で店員に声をかけられたから
プレゼント用のエプロンを探してると言ったら、
これがいいって渡されたんだ。」
年齢を聞かれて22歳だと言ったら、
新婚さんだと勘違いされたらしい・・。
まさか男用だとも言い返せずに
仕方なく買ってきたのだ
「だから・・・俺が選んだ訳じゃないぞ?」
神田は念を押すように言う
仕方なく・・・というのが引っかかるけど
店員に断れなかった神田もちょっと可愛いかな??
アレンはエプロンを胸に当ててみる
「どう・・・?似合う?」
アレンは冗談めいた口調で言う
アレンの白い髪と白いエプロン
童顔の顔に似合わない訳がない・・・。
神田はこれでうさぎ耳でも付けたら完璧!とか思いながらも
それをみじんも感じさせないように
顎に手を置くと
「似合うよ・・・モヤシには白が似合う。」
神田が真顔で嬉しそうな声で言うので
アレンは観念して
「じゃあ・・・:・・今日だけね・・。」
と言ってシブシブと着る
男なのに
こんなの似合うと言われても
全然嬉しくないけど
神田が嬉しそうにしてると
何だか断れない・・・・。
僕は神田の滅多に笑わない
あの笑顔に弱い・・・・。
最初は人を小馬鹿にしてるのかと思って
怒れたけど
神田はこういう人なんだと思ったら
それも慣れてきた
僕がいつもと変わらずに笑顔を向けると
神田も何だか嬉しそうだ
僕は人の幸せそうな顔が大好きだから
神田も幸せになって欲しい・・。
神田にも沢山笑って欲しい・・・。
そんな事を考えながら
今日もご飯を神田と一緒に作っていると
神田はふとその手を止めて
抱きしめて来た
「神田・・・・?ど・・・どうしたの?」
アレンが困って声をかけると
「抱きしめたくなったんだ・・・。」
そう言って抱きしめたまま
神田は離してくれそうもない・・・。
アレンはどうしたらいいか分からなくなって
じっとしていると
何だか心が温かくなってくる
神田も僕と同じかな?同じだったらいいな・・・。
このまま時間が止まって・・・・
ずっと神田と一緒だったらいいな・・。
神田に初めて会った時とは
全く違う感情だった
神田と僕は水と油・・・
絶対合わないと思っていたのに
今はこうして一緒に暮らしているんだから・・。
「人って変わるんだね・・・。」
アレンが小さくそう呟くと
神田がまた小馬鹿にしたような
笑顔をアレンに向けた
「全くだ・・・どうしたんだろうな・・・俺は・・・。」
自分でもよく分からない感情に
戸惑うように神田が笑うので
僕も困って笑い返した
この複雑な気持ちに
名前を付けるとしたら
何になるんだろう?
きっと
とても簡単な言葉なんだろうな・・・。
読んでくれてありがとう〜〜!
マッタリ更新ですが
これからも「緑茶夢」を宜しくお願いします〜〜!