 | 妊婦受け入れ断る 140件余 先月、奈良県で救急車を呼んだ妊娠6か月の女性が、あわせて10の医療機関に受け入れを断られた末、死産した問題を受けて、各都道府県は同じようなケースがなかったか調査を行っています。NHKが各放送局を通じて調べたところ、去年までの3年間に、消防が妊婦の救急搬送の受け入れを医療機関に打診して1度でも断られたケースは、少なくとも16の道府県で2000件余りあり、このうち5回以上断られたケースが141件に上ることがわかりました。10回以上断られたのは、宮城、埼玉、千葉、大阪の4つの府県で17件あり、大阪では20回以上断られたケースも1回あったということです。救急現場に着いて医療機関に到着するまでに2時間以上かかったケースも6件ありました。打診を断った理由として、医療機関は、医師が別の患者に対応中だったり、ベッドが満床だったりしたことをあげたということで、医療機関の受け入れ態勢が十分でないことが浮き彫りとなっています。総務省消防庁と厚生労働省は、近く、すべての都道府県の調査結果をまとめ、妊婦の救急搬送のあり方や受け入れ態勢の改善を検討することにしています。   | 9月28日 5時45分 |
|  |  | 妊婦受け入れ断る 140件余 9月28日 5時45分
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