2007年9月28日 [金]
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1カ月に爆弾90トン 県外の米軍機、沖縄近海訓練

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1カ月に爆弾90トン 県外の米軍機、沖縄近海訓練

 【中部】沖縄近海の射爆場が、県外米軍基地所属戦闘機部隊の実弾訓練場として頻繁に利用されている実態が26日、在沖米海兵隊の機関紙「オキナワ・マリン」で明らかになった。米海兵隊は同紙で、沖縄の射爆場を「理想的な訓練場所」と説明し、定期的に嘉手納基地に展開している岩国基地所属のFA18ホーネット戦闘攻撃機を中心とした米海兵隊第212戦闘攻撃中隊が嘉手納基地に一時駐留中の1カ月で90トン以上の爆弾を訓練で使用したとしている。
 岩国所属の別中隊のFA18は非人道的とされるクラスター爆弾や焼夷(しょうい)弾MK77を用いて沖縄近海で実弾訓練を実施していることが分かっており、これとは別中隊の訓練を報じた同紙報道によって、嘉手納基地が空軍だけでなく、海兵隊の複数中隊の外来機による実弾訓練を実施するための駐留基地として使用されている実態があらためて浮き彫りとなった。
 「オキナワ・マリン」によると212中隊は年間約3回、沖縄に飛来している。今年2月15日までの1カ月、嘉手納基地に駐留し、レーザーやGPS(衛星利用測位システム)による誘導兵器など複数の種類の爆弾を使った訓練を沖縄南方の無人島で行ったとしている。
 記事中、同中隊操縦士のジョン・ヘルム・ジュニア大尉は「岩国基地では落とすことのできない兵器を沖縄の射爆場で使用することができるので、われわれは沖縄で訓練する」と述べ、沖縄を絶好の射爆場との見解を示している。
 航空評論家の青木謙知氏は「断言し難いが、他地域と比べるとやはり実弾の訓練量は多いと思う。青森の三沢基地などでも実弾訓練はできるが、射爆場が海洋の無人島など制限の少ない沖縄の方が米軍にとって訓練しやすいのだろう」と分析した。

(9/27 9:39)