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■外国語対応の物件紹介サイト開設・・・日本賃貸住宅管理協会

 (財)日本賃貸住宅管理協会(東京都千代田区)は9月1日、外国人が母国語で物件情報を検索できるサイト「ウェルカム賃貸」を開設した。現在は6ヵ国語に対応。情報提供元となる会員企業の協力を得て、言語数を順次増やしていく予定だ。1年後の通算アクセス数10万を目指す。

 サイト開設の発表を行なった同協会東京支部の平成19年度第4回定例会当日(9月7日)には、在日外国人向けに母国語で発行される新聞・雑誌などから20人近い報道陣が来るなど、高い注目を集めた。

 対応している言語は日本語のほか、英語・スペイン語・中国語・韓国語・ロシア語・モンゴル語。サイト上には物件情報のほか、日本での生活情報も掲載することで、外国人にとって敷居が高いといわれる不動産会社のサイトとは一線を画す。また、閲覧者から部屋探しについての質問があれば、会員企業の言語対応が可能な社員が答えを書き込める。

 掲載可能な物件情報は全国対応で地域は問わず、同協会が発行するIDとパスワードがあれば、無料で参加できる仕組み。

 まだ開設後間もなく掲載物件数も書き込みも少ない現在は、同協会の国際交流委員長を努める荻野政男氏が社長を務めるイチイ(東京都新宿区)や、アミックス(東京都千代田区)など外国人賃貸に実績がある会員企業が情報を更新。将来的にはより多くの会員企業の参加増を見込む。

 発表後の質疑応答では、外国語を話すスタッフがいないという会員から「日本語だけでは利用できないのか」との質問があったが、荻野氏は「外国人の半数以上は日本語の読み書きができるので、外国語に対応する必要は必ずしもありません」と、外国人入居の実績がない管理会社にとっても有益なサイトだと説明。

 また、同サイトでは、管理会社同士で情報交換できる場所をQ&A形式で用意。管理会社の多くは外国人入居に興味を持っているが、「ためらうオーナーの説得方法が分からない」「入居ルールを理解してもらう方法は」などの疑問点を解決できずに二の足を踏むケースが多い。外国人入居に関するトラブルがあれば、同サイトに投稿し、前述2社の様に実績がある会員企業からの回答を得られる。

 今後の主な告知方法としては、外国語メディアへの宣伝活動のほか、外国人が多い大学への働きかけなどを予定している。(9月24日号)