再審求め輪島さんらがＴシャツ披露…袴田事件

　強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー袴田巌死刑囚（７１）の再審開始を求め、輪島功一さん（６４）や大橋秀行さん（４２）、内藤大助さん（３２）ら現・元世界王者９人が２７日、東京・後楽園ホールのリング上でチャリティーＴシャツを披露し、観客に支援を呼び掛けた。

　Ｔシャツは、ファイティングポーズをとる袴田さんの写真などをプリント。売上金は支援活動に使われ、インターネット上でも販売される予定。

　この日、袴田さんの姉秀子さん（７４）らとリングに上がった大橋さんは「最終ラウンドのゴングが鳴った覚悟で取り組みたい」との決意を表明。Ｔシャツを作った衣料会社社長の山本和弘さん（４９）も「一人でも多くの人に事件を知ってほしい」とあいさつした。

　袴田死刑囚は１９６６年、静岡県清水市（現静岡市清水区）で、みそ製造会社の専務一家４人を刺殺したなどとして、強盗殺人罪などで８０年に死刑が確定したが、冤罪（えんざい）を訴え再審請求を続け、最高裁に特別抗告中。

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（2007年9月27日22時17分  スポーツ報知）